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建通新聞社(神奈川)
2022/03/10

【神奈川】藤沢市 鵠沼海浜公園 実施協定締結へ

 藤沢市は、鵠沼海浜公園の改修事業(Park―PFI)について、スケートパークや飲食施設・店舗などの整備・管理運営を行う事業者の「鵠沼海浜公園GROWING PARKグループ(小田急電鉄他10者)」と年度内にも事業実施に向けた実施協定の締結を進める考えだ。また、スケートパークと駐車場などについては6月末までの営業延長を予定しており、順調ならば既存施設の撤去は7月ごろに着手する予定。
 解体撤去する既存施設は、鉄骨造平屋の本館、鉄骨造2階建ての別館、コンクリートブロック造のトイレなど。2月補正予算には、既存施設の撤去負担金1億4850万円を計上、債務負担行為を設定した。
 鵠沼海浜公園は1961年4月1日に供用開始。供用面積は1万6690平方b。現在、スケートボードやインラインスケート、BMXなどを取り扱う「鵠沼海浜公園スケートパーク」を中心として利用されているが、施設は設置から30年以上が経過、老朽化が激しく、一部施設については閉鎖している。事業は、老朽化した施設を更新し、同公園のさらなる魅力の向上や公園利用者の利便の向上を図るため、施設の改修を実施する。改修にあたり、民間事業者の創意工夫を取り入れる公募設置管理制度(Park―PFI)を活用する。
 事業提案では、世界に誇るスケートパークを創造し、誰もがスケートパークを眺められるデッキや眺望テラスを設置する。海やスケートパーク、広場ビューを楽しむ飲食施設の他、ウェルネスライフの魅力を発信、アーバンスポーツサポート機能も充実させる。建築物は3棟で構成、延べ床面積は合計約1900平方b。A棟には物販・飲食施設、アウトドアフィットネスなど、B棟にはテークアウトカフェなど、C棟には物販・サービス、管理事務所、トイレなどを配置する。スケートパークは約6700平方b。駐車場は約3500平方b(約155台)。23年度秋ごろのオープンを目指す。
 鵠沼海浜公園GROWING PARKグループは、小田急電鉄を代表企業とし、小田急SCディベロップメント、湘南なぎさパーク、丹青社、日比谷アメニス、BEACH TOWN、マサケン、marukan、丸山工務所、ムラサキスポーツ、ランドスケープデザインで構成する。
 所在地は鵠沼海岸4ノ5218ノ1。 提供:建通新聞社