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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/03/10

【群馬】藤岡市の22年度街路事業の概要


藤岡市は2022年度街路事業の概要を明らかにした。新規で事業着手する森本郷線(市道2267号線)のほか、北部環状線、藤岡インターチェンジ北口線で事業を進める。森本郷線は820mの拡幅および一部新設を計画。上半期に開催を予定する地元説明会で合意形成が図れた後、指名競争入札で測量業務を委託する。北部環状線の工事は上半期、藤岡インターチェンジ北口線の工事および建物調査については用地買収の進捗を踏まえ発注時期を決める。
森本郷線は、北藤岡駅周辺土地区画整理事業で整備している立石地内の北藤岡駅前通り線を起点に小野中学校の東側を南下し、さらに県立藤岡中央高校東側を抜けて中栗須地内の市道2481号線に接続させる。途中、高架となっている上信越自動車道やJR上越新幹線の線路下を通る。820m区間を対象に拡幅および一部新設工事を進める。
北藤岡駅前通り線から、上信越自動車道手前までの230m区間は幅員16mに拡幅、残る590m区間については拡幅と新設を行うこととなり12mの幅員を確保する。
590mのうち、東西に走るJR上越新幹線の線路から2481号線までが新設区間となる。現時点の計画では歩道を両側に設置するほか、排水構造物を敷設する。橋梁整備は計画していない。当初予算案に測量委託料1639万9000円を計上した。
北部環状線は主要地方道藤岡本庄線からスーパーセンターフィールの北側を通り、主要地方道前橋長瀞線までを結ぶ延長515mを幅員25mの4車線道路として新設する。22年度は藤岡本庄線と前橋長瀞線との交差部でそれぞれ交差点改良工事を実施するほか、本線部において延長約250mの外側線設置工事を行う。交差点改良工事と外側線設置工事は分割発注を検討している。全体の実施設計はアコン測量設計(前橋市)がまとめた。当初予算案に道路改良工事費1億3615万円などを盛り込んだ。
藤岡インターチェンジ北口線は高崎市新町と藤岡市岡之郷との境に位置する主要地方道藤岡大胡線のローソン高崎新町店(新町1738−8)がある交差点から西進し、主要地方道前橋長瀞線中交差点までを結ぶ3360m区間を新設する。全幅16mとなり、片側1車線の2車線道路として整備。右折帯も設置する車道幅員は10m、片側3mの歩道を両側に設置する。
ローソン高崎新町店がある交差点から西へ向かった319m区間については1期事業として整備しており、17年度に開通済みとなっている。
17年度の開通区間から西進した504m区間は2期事業として19年度に国の事業認可を受け、20年度に工事着手した。22年度は21年度施工箇所の東側で工事を実施。施工延長は社会資本整備総合交付金の状況を踏まえ決める。建物調査は1棟が対象。過去に行った調査から3年以上が経過しているため再算定を行う。
当初予算案に道路新設工事費3552万円や建物調査委託料140万8000円などを盛り込んだ。