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建設経済新聞社
2022/03/22

【京都】ヘルスピア21、令和4年度末廃止 南区庁舎隣接踏まえ跡地活用検討

 京都市は18日、南区の京都市健康増進センター(ヘルスピア21)を令和4年度末で廃止する方針を明らかにした。
 ヘルスピア21(南区西九条南田町1−2、敷地面積約4360u)は、平成5年3月建設。建物はSRC造地下1階地上4階建、約延約1万0613u(南区保健福祉センターの一部と併設)。主な設備は室内温水プール、トレーニングルーム、フィットネススタジオ、健康測定室等。指定管理者は公益財団法人京都市健康づくり協会で、指定管理期間は令和3年4月〜8年3月)。
 ヘルスピア21を巡っては、令和3年12月の事務事業評価委員会における意見聴取を経て、4年2月の市会総務消防委員会で報告した「持続可能な施設運営に向けた保有量の最適化方針」において、「施設の今日的役割や民間等類似施設の充実等を踏まえると、多額の公費投入を要する施設・設備の更新を行ってまで公設施設として維持し続けることは困難な状況であり、廃止を視野に検討を進める」としていた。
 民間を中心に類似施設が充実してきたこと、今後10年以内に16億円以上の大規模改修が必要なこと、民間移管(売却・普通財産として貸与)が見込みにくいことから、周知期間等も考慮して令和4年度末で廃止することとし、4年度中に廃止に係る議案を提出する予定。
 ヘルスピア21の跡地活用については、南区総合庁舎が隣接していること等も踏まえつつ、有効な活用方策を関係局・区との連携して検討する。
 なお南区の第3期基本計画(2021−2025)において、南区新総合庁舎の整備に向けた計画づくりに着手することを盛り込んでいる。