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建設新聞社
2022/03/29

【東北・宮城】佐藤総合計画が候補/宮城県大崎職業拠点校の設計プロポ

 宮城県は、大崎市に新設する職業教育拠点校の設計委託先について佐藤総合計画を候補とした。公募型プロポーザル方式で選定し、次点は教育施設研究所だった。7社が申請して1次審査を通過したのは、佐藤総合計画、教育施設研究所、楠山設計、久米設計、大建設計の5社。契約は5月下旬を予定している。
 第3期県立高校将来構想の第1次実施計画に盛り込んだ事業で、大崎地区東部ブロックにある鹿島台商業高校、松山高校、南郷高校を再編し、既存鹿島台商高の敷地内に校舎と実習棟を新築する。「食」をテーマに多様で職業専門的な学びを展開し、商業・家庭・農業の3学科を置き、定員は1学年160人。供用開始は2027年度を目指す。
 新築する施設は、校舎棟が3階建て延べ約7200平方b、農業系実習棟が2階建て延べ約2100平方b、家庭系実習棟が2階建て延べ約1100平方b。施工地は大崎市鹿島台広長杢師前44地内で敷地面積は8万2614平方b。校舎と実習棟は一体的な建物にしても構わず、階数や構造も提案による。新たに造成工事は行わない予定で、屋体は既存施設の活用が前提。予定工事費は約60億円を見込む。
 設計工期は24年2月末を予定し、既存鹿島台商高の校舎解体設計を含む。22年度後半には地質調査を別途発注するほか、23年度後半にプール解体に着手。24年度前半に校舎新築工事をWTO対象で発注して12月議会契約承認を見込み、約24カ月の工期で26年末の完成を予定する。実習棟新築工事は25年度に別途発注して約15カ月の工期を予定。供用開始後の27年度に既存校舎解体、28年度に屋外施設整備を行うスケジュールを想定している。

 提供:建設新聞社