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　２０２２年第２回石川県議会臨時会が３０日開会し、馳浩知事は就任後初めての議会に臨み、「本県のさらなる発展を目指すことはもとより、１１２万県民の命と、生活を守るという責任の重さを痛感。全力を尽くして職務に邁進する覚悟だ」と所信を表明した。
　馳知事は県政執行にあたって、選挙期間中に能登、金沢、加賀と、県内各地をくまなく歩き、この間に聞いた県民の声、思いをしっかりと受け止めた上で、「具体に政策として立案することはもとより、県政の主役は県民一人一人ということを肝に銘じ、県民に寄り添う原点を忘れず、公平、公正で、開かれた県民本位の県政運営を進めていく」と語った。
　７期２８年に及んだ谷本（正憲）前知事にも触れ、「石川県を名実ともに日本海側のトップランナーの地位に押し上げたと高く評価している。谷本県政を継承し、これに新しい風を吹き込みながら、さらに発展させ、新しい時代を切り開く」と強調し、「新型コロナウイルス感染症への対応、２年後に迫った北陸新幹線の県内全線開業、人口減少問題など、間断なく取り組むべき課題についてはスピード感を持って、かつ一つ一つ丁寧に対応し、「幸福度日本一」の実現を目指す」と述べた。
　私一人の力だけでは石川県の将来を築くことは出来ないとも語り、「県議会議員、県内１９市町、経済界をはじめ、県内各界各層の皆様と胸襟を開いて意見交換し、職員とともに力を合わせ、まさにオール石川の力を結集して政策を立案、実行していく」などと述べ、議員各位に理解と、協力を求めた。