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鹿児島建設新聞
2022/04/01

【鹿児島】県23・24年度格付け 評価項目を公表

 県は3月31日、2023・24年度建設工事入札参加資格の格付けに適用する評価項目の内容を明らかにした。これまで本庁部長表彰のみ対象としていた県の優秀技術者表彰の評価は、出先(地域振興局・支庁)の部長表彰まで対象を拡大。土木一式では「県管理道路の維持管理委託」に関する評価を新設し、所定の期間内で受注実績がある企業に10点を加点する。ほか、ボランティア活動では「赤十字サポーター」などの認定も新たに評価する方針だ。

 23・24年度格付けの評価項目は、前回(21・22年度)と同様、建設業者の準備期間に配慮して前倒しで公表。業界団体からの要望等も踏まえ、五つの変更点を打ち出した。
 建設業関連表彰の実績は、県の「優秀技術者表彰」に関する対象を拡大。これまで本庁部長表彰(土木部、農政部、環境林務部)のみとしていたが、新たに地域振興局・支庁の部長表彰(建設部、農林水産部)や本庁の建築課長表彰も評価する。加点は、企業表彰の実績(国含む)も併せて従来通りとし、各表彰3点、各年度(次回は20・21年度)6点までの最高12点とする。
 業界団体との意見交換会でも声が挙がっていた「県管理道路の維持管理委託」は、新たな評価項目として設定。19年4月1日〜22年7月31日の間に受注実績がある場合、土木一式で10点を加点する。
 ボランティア活動の評価では、新規対象に「赤十字サポーター」と「災害救護赤十字サポーター」を追加。この認定を受けていれば、1回の活動(3点)として評価する。ボランティア全体の加点は、最高18点(年3回以上6点、年1〜2回3点)で従来通りとする。
 このほか、加点対象の範囲も一部見直す。これまで業種を限定していなかった緊急防疫協定(20点)は「土木一式のみ」(災害支援協定は格付け6業種対象で従来通り)とし、県産品の使用(5点)も「建築一式のみ」の評価に変更する。


■マル付き格付け
 成績平均83点以上に

 B、C、Dのマル付き格付けの運用方法も、一部見直しを行う。
 対象は、過去5カ年度(建築一式、電気、管は7カ年度)で県工事の実績が2件以上あり、かつ工事成績の平均点が83点以上(現行は82点以上)ある者で、この条件を満たせば○B、○C、○Dにそれぞれ格付けされる。


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