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建通新聞社(東京)
2022/04/05

【東京】空ビル 羽田T2北サテ本館接続工事を発注

 日本空港ビルデングは4月5日、羽田空港にある第2旅客ターミナルの北側サテライトと本館を接続する工事の発注手続きを始めた。指名と公募を併用し、技術提案と見積金額の総合評価で優先交渉権者を決める方式を採用。同日付で指名業者(非公表)に通知するとともに、指名業者以外の建築工事業許可業者からも単体(建築一式経審総合点数1200点以上)または2〜3者JV(代表者1200点以上、代表者以外1000点以上)で18日を期限に応募を受け付ける。22日ごろに見積もり合わせ参加者を選んで技術提案や見積もりの提出を求めていく。9月以降の準備工事着工、2025年1月末の竣工・引き渡しを予定している。
 今回の工事は大田区羽田空港3丁目の第2ターミナル地区で実施。第2旅客ターミナルの北側サテライトと本館の接続部を鉄骨造3階建て延べ約2万1000平方bの規模で増築する他、北増築棟の増築・改修(鉄骨造6階建て延べ約1万9000平方b)や北側サテライトの改修(鉄骨造3階建て延べ約1万1000平方b)、第2旅客ターミナル本館の増築・減築・改修(鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上9階建て延べ約32万2000平方b)を行う。建築・設備一括請負とする。
 梓・松田平田JVが設計と工事監理、三菱地所設計が技術アドバイザーを担当。9月以降の準備工事着工を皮切りに、23年3月以降の本格着工、25年1月末の竣工・引き渡し(検査含む)を目指す。9月初旬〜23年3月末の官庁委託工事も予定している。
 技術提案の評価項目として▽特別な安全対策▽省資源対策とリサイクル対策▽ライフサイクルコスト・維持管理コストの低減策―を挙げた。標準点100点+加算点最高20点と見積金額との総合評価(除算)で工事の優先交渉権者を決定する。