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建通新聞社四国
2022/04/06

【香川】県 東讃3高統合の設置場所 22年度早期に結論

 香川県教育委員会は生徒数が減少している東讃地域で石田・志度・津田の県立3高校を統合した新校の設置に向け、2022年度に設置場所を決定する方針だ。当初は21年度中の決定を目指し、主に既存3高校の敷地を活用するか、新たな敷地を確保して整備するかの協議を進めてきたが、新型コロナウイルス感染症の影響とともに、広域から通学する生徒の利便性などについて一層の検討が必要と判断した。27年度の開設を目指していることから、22年度の早期に絞り込む。
 石田・志度・津田の3高校を統合する新校は、21年3月に教育内容(グランドデザイン)をまとめた。統合校の設置場所決定後、整備スケジュールを固めていく考え。また、設置場所の決定後、跡地の利活用についても検討が必要としている。
 東かがわ・さぬき地域では中学校卒業者数の減少が県内の他地域よりも急速に進んでいることから、21〜30年度の10カ年を計画期間として「魅力あふれる県立高校推進ビジョン」を策定。区域内にある▽三本松高校(東かがわ市三本松1500ノ1)▽石田高校(さぬき市寒川町石田東甲1065、農業科・家庭科)▽志度高校(さぬき市志度366ノ5、商業科・工業科)▽津田高校(さぬき市津田町津田1632ノ1、普通科)―の4校を2校に再編し、石田、志度、津田の3校を統合して新たな高校を設置することを決めた。新校は既存3校に設置している5学科(普通科、農業科、工業科、商業科、家庭科)を維持し、新たに総合的な視野を持てるように他学科科目を選択できるような学科横断型の学びを取り入れる。
提供:建通新聞社