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建通新聞社(神奈川)
2022/04/07

【神奈川】藤沢市 鵠南小改築二期 3分割で6月公告

 藤沢市は、2022年度に鵠南小学校改築事業の第二期工事として、既存校舎を解体し、新校舎棟を建設する。工事は建築、電気設備、機械設備に分割し、それぞれ9月議会案件として一般競争入札を実施するため、6月にも公告する考えだ。二期の工事費としては、22年度に2億2224万2000円、23年度に12億3169万3000円、24年度に15億8984万4000円の合計30億4377万9000円を計上している。
 事業は、老朽化の著しい鵠南小学校を全面改築し、施設の安全性確保と教育環境の向上を図る。また、近隣の浜見保育園・よつば児童クラブについても、施設の老朽化や津波避難対策に課題があるため、複合化により一体整備し、併せて近隣住民を含めた津波避難対策の強化を図る。施設は、鵠南小既存敷地(約1万0908平方b)で建て替える。仮設校舎を建築し、既存の校舎棟、屋内運動場、プールを取り壊して、新施設を建設する。
 新施設は校舎棟と屋内運動場棟・保育園棟で構成。一期工事では屋内運動場棟・保育園棟を建設し、二期工事では校舎棟を建設する。建物の構造は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)、全体の延べ床面積は約1万2000平方b。校舎棟は4階建て延べ約7500平方bで、4階部にはプールを設置する。屋内運動場棟・保育園棟は4545平方b。1階部分は駐車場、保育園エントランス、会議室、トイレなどを整備、屋内運動場の床(アリーナ)は2階部分で、3〜4階は吹き抜けになる。屋根の高さは校舎4階と同じ高さを想定している。保育園部分は、2〜3階に保育室、児童クラブ生活室など、4階は園庭、屋上は津波避難場所になる。
 スケジュールでは、22年2月に屋内運動場棟・保育園棟が完成した。22年3月上旬から供用開始するとともに、既存の屋内運動場・プールの解体を開始、4月末に第一期工事を完了させる。リースによる仮設校舎を建築後、第二期工事は現校舎棟を解体、23年度から新校舎棟の建設に着手し、24年度の完成を目指す。第三期工事としては、外構とグラウンドを整備する予定。
 基本・実施設計は、エーシーエ設計東京支社(東京都千代田区)が担当。 提供:建通新聞社