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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/04/11

【群馬】太田市は大島市営住宅で改修工事に着手

太田市は2022年度、大島市営住宅(大島町312−1)の大規模改修工事に着手する。A〜F棟のうち、A棟およびB棟が22年度工事の対象で、2カ年かけて実施する。工事発注は2棟を一括した上で建築・電気設備・機械設備の3分離で6月中旬ごろの一般競争入札公告を予定する。3件のうち、建築工事は議会案件となる見込みで、9月議会で承認を求める。建築工事以外も議会案件となるかは未定。当初予算で市内公営住宅集約促進事業大島市営住宅1期として、22年度3億9345万1000円、23年度4億260万円の継続費を設定している。
同住宅は太田記念病院(大島町455−1)の東側に位置。全てRC造5階建ての6棟構成で、敷地面積は1万2778・9uとなる。A〜F棟は2棟ずつ東西横並びで隣接している。1979〜80年に完成し、総戸数は150戸。間取りは2DK、3LDKで、各部屋55・2u〜70・3uの床面積となっている。
市は、人口減少、単身、小規模世帯や高齢者世帯割合の増加が見込まれることから市営住宅の解体と用途廃止を積極的に進める方針。大島市営住宅については、単身者や小規模世帯の入居を想定した住戸構成に変更する。各戸の専有面積を変えるほか、入居者の利便性を向上させるため、エレベーターを新設する。A棟とB棟の基本・実施設計業務はフケタ設計(栃木県宇都宮市)が手掛けた。
なお、内装ほか解体工事を先行して公告しており、26日の開札を予定している。工事内容は内装撤去や天井アスベスト撤去を行うほか、自転車置き場2棟、樹木などの解体を実施する。
今後、C〜F棟の工事も進める方針で、今回同様に2棟ずつでの工事が見込まれる。2023年度以降にC〜D棟の設計業務を新たに委託。A棟とB棟と建物の規模などは大きく変わらないことから、AおよびB棟と同様のプロポーザルによる公募は行わない可能性が高いとしており、今後、検討に着手する。全棟の工事完了時期は設計業務により左右されるため、現段階では未定となる。
このほか、22年度に行う市営住宅改修事業として、粕川市営住宅86−C号棟で屋上防水・外壁改修工事を計画しているほか、牛沢市営住宅でも外壁改修工事を予定。