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　県は、スポーツ・コンベンションセンター（新総合体育館）のＰＦＩ等導入可能性調査を公募型プロポーザル方式で実施する要領を公告した。自ら整備等を行う従来型手法とＰＦＩ等手法を導入した場合との比較検討を行うために実施。参加資格は同種、類似の業務実績を挙げていることから県外コンサルを想定している。申込期限は21日までで、５月下旬の契約を目指す。

　検討に向けた前提条件の整理項目は、他自治体の類似施設における民間活力導入の状況、補助金・税制措置等の支援制度、施設の整備、維持管理・運営等に必要な根拠法令等を挙げている。
　想定事業スキームの抽出等では、サービス購入型や混合型、独立採算型等を想定、施設利用者の需要見込みなどの事業環境や資金調達環境、大規模修繕の考え方などを踏まえたＰＦＩ等手法を導入する場合の適切な事業期間を検討。
　財源検討では、国庫補助金等の補助制度や起債の動向、官民の調達金利差などを踏まえた施設整備や維持管理・運営等に係る効率的な資金調達方法、各段階において想定されるリスクの整理や官民リスク分担案を策定する。
　また、民間収益事業の実現可能性および実施する場合の事業形態を整理するほか、市場調査による事業スキームへの反映、従来型手法と比較したＶＦＭの算定、最適事業スキームの事業化に向けた課題・スケジュールの整理等を行う。
　今後のスケジュールは、参加資格確認結果通知を28日に行い、企画提案書の提出期限は５月11日を設定、審査（プレゼンテーション）とその結果通知は同中旬に行われ、事前説明会は開催しない。契約上限額は１４１４万７０００円、履行期限は２０２３年２月28日まで。
　建設候補地は本港区エリアでドルフィンポート跡地にメインとサブのアリーナ等を一体的に配置。施設は４階建てで、高さは25〜30ｍ程度、延床面積は３万�u程度。住吉町15番街区は駐車場（一般約５００台、バス約50台、バス転回場）として活用する。
　施設整備費には約２０５〜２４５億円を試算。完成は従来型手法の場合で27年度、ＰＰＰ／ＰＦＩ手法では28年度を想定している。