全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　石川県漁業協同組合（ＪＦいしかわ、金沢市北安江３丁目１番３８号、笹原丈光代表理事組合長）は、金沢市無量寺の金沢港水産ふ頭にある「かなざわ総合市場」を、現在地において建て替える計画だ。２０２３年度から３カ年での建て替えに照準を合わせて現在、基本設計を進めており、組合では今後、国に対し補助採択を働き掛けていく。
　１９７１年の第１期工事以来、継ぎ足し増築してきた荷捌き所（Ｓ造２階建て延べ約５０００平方メートル）の老朽化が進み、建物の隙間から野鳥が入り込んだりすることから、閉鎖型の衛生的な施設へ建て替える。
　計画によると、新施設は、Ｓ造２階建てで１階を競り場、２階を事務所とし、好評を博している市場見学ツアーを継続するための専用のスペースを設ける。規模は現行施設よりやや縮小するという。
　金沢港無量寺エリアでは、賑わいの拠点となる県の金沢港クルーズターミナルが先行開業。今後、かなざわ総合市場がリニューアルすれば、隣り合う直売所「金沢港いきいき魚市」との相乗効果により、更なる港の集客力向上につながることになりそうだ。