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建通新聞社(神奈川)
2022/04/13

【神奈川】大磯町 新庁舎整備基本構想を策定

 大磯町は、新庁舎整備に向けた基本構想をまとめた。順調なら、2022年度に基本計画の策定・基本設計に着手。23年度の実施設計を経て、23年度内の工事発注につなげる。25年度の供用開始を目指す。工事や用地取得にかかる事業費は約29億円と試算。設計の中で具体的に検討する。 
 新庁舎の規模は約5000平方bと想定。現庁舎の敷地内に整備する。このうち、執務室に約1400平方b、玄関・広間・廊下などで約1200平方b、会議室やトイレなど付属面積に約1400平方bを充てる。この他、倉庫(約200平方b)、議事堂など(約500平方b)に加え、現在隣接している保健センター(約500平方b)の機能も集約。72時間の非常用発電設備なども備える。
 駐車場面積は、97台分の駐車場と120台分の自転車・バイク駐輪場のスペースとして約2150平方bを確保する。
 建設の概算事業費については、今後の基本計画や基本設計で具体的に検討を進める考え。現在のところ、新庁舎本体工事については、他市町の七つの事例を踏まえ、1平方b当たりの概算工事費単価を52万4000円(総額26億2000万円)と試算。この他、解体工事費約2億円、隣接用地取得費1億円の計29億2000万円を事業費として見込んでいる。
 現庁舎は、役場本庁舎(東小磯183)が鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ3869平方bの規模で1971年に建設。隣接する保健センター(東小磯191)が鉄筋コンクリート造2階建て延べ889平方bの規模で、82年に建設した。
 現庁舎は2001・02年度に耐震補強を実施しているが、実施後も構造耐震指標(Is値)が基準の0・6を上回っていないフロアがあるなど耐震性に懸念がある。また、築50年が経過した施設では、施設内が狭く、外壁コンクリートの剥離が見られるなど老朽化が進んでおり、駐車スペースの不足といったことも踏まえ、庁舎を建て替えることにした。 提供:建通新聞社