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建通新聞社(神奈川)
2022/04/18

【神奈川】横浜市 西谷浄水場、処理施設は大成JV

 横浜市水道局は西谷浄水場の再整備で、浄水処理施設の施工者を大成・水ingエンジニアリング・シンフォニアテクノロジー・NJS異業種JVに決め、4月15日、工事請負契約を締結した。これで再整備3事業の全施工者が決定し、設計・施工一括方式による国内最大級の浄水場整備事業がスタートする。
 大成JVが担当するのは「西谷浄水場再整備事業(浄水処理施設)に係る整備工事」。2021年7月27日にWTO総合評価一般競争入札を公告し22年1月に開札。評価値が最も高い者が落札候補者となったが、指名停止を受けたため、次順位の大成JVに決定した。入札価格は518億8000万円。予定価格は645億7464万円、調査基準価格は予定価格の75%の484万3098万円だった。
 大成JVは浄水処理能力を増強し、粒状活性炭処理施設を新設する。32年度までに着水井やろ過池、ポンプ井を新設し、その後、41年3月までに粒状活性炭処理施設を整備する。
 再整備ではこの他既に@月島機械グループによる排水処理DBOA清水・鴻池・中鉢JVによる相模湖系導水路改良DB―が決まっており、三つの事業が同時に進む。
 西谷浄水場は1915年から100年以上水道水をつくり続け、現在の処理能力は1日39・4万立方b。再整備でろ過池などを耐震化し、水源水質悪化や水利権水量の全量処理に対応する。
 所在地は保土ケ谷区川島町522他。
 コンストラクションマネージャー(CMR)は東京設計事務所・建設技術研究所JV。 提供:建通新聞社