トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2022/04/19

【香川】東かがわ ベッセルおおち再整備へサウンディング調査

 東かがわ市は、温浴施設「ベッセルおおち」の再整備に向けたサウンディング型調査(対話型市場調査)を5月16〜18日に実施するため、同月6日までエントリーシートと資格確認申請書を受け付ける。調査結果を基に市が施設を民間事業者に売却するか方向性を固め、再整備する事業者をプロポーザル方式で選定するための資料作成に着手する見通し。
 既存施設の指定管理期間は2023年3月末に終了するため、同時期までに事業者選定などを完了させる考えだ。
 サウンディング型市場調査では、現況の温浴施設の営業への関心度・参画意向の有無などとともに、売却・貸し付けで事業参入を検討できる条件、売却価格や貸し付け価格、貸し付け事業期間、滞在型観光施設のコンセプトや利用者増加に向けた提案、運営事業者が施工する既存施設の解体・再構築などの意見・提案を求める。調査結果の概要は5月下旬に公表する。
 市は21年度に阿波設計事務所高松支店(高松市)で策定した「ベッセルおおち再整備基本計画」を基に再整備方法などを庁内で検討。施設の売却、貸し付けなどの事業手法により再整備を具体化すれば、施設の魅力度向上、市民サービスの向上に寄与することが期待されるものの、事業費負担が大きな課題とした。再整備の具体化には民間ノウハウの活用が不可欠であることから、サウンディング型市場調査を行い再整備の実現可能性を検討する。
 対象施設の規模は、本館が鉄骨造地下1階地上4階建て、岬のロッジ村が木造2階建て、屋内運動広場が鉄骨造平屋で、延べ床面積は9528平方b。1997年に完成した。所在地は馬篠1200。 
 同市は、運営する3カ所の温浴施設を継続して維持することは困難と判断し、保有施設の適正化の観点から「ベッセルおおち」を中心に温浴施設の存続に向けた基本構想を20年度に策定している。
提供:建通新聞社