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建通新聞社(中部)
2022/04/21

【岐阜】DB公告を5月中旬 高山市の新ごみ処理施設

 高山市は、新しく整備するごみ処理施設について、設計・施工一括方式(DB方式)の発注公告を5月中旬に行う。順調にいけば、11月上旬に仮契約を結び、12月議会で承認を得て、本契約を結ぶ。加えて、建設予定地の造成工事は6月に公告する予定で、7月の仮契約、9月議会の承認を得て着工する。高山市の新ごみ処理施設 上空イメージ写真
 2022年度の事業費として、造成工事と施工監理費に1億2000万円を盛り込んだ。25年度までの事業費は約152億円を見込んでいる。
 新施設は23年度秋ごろの本体工事着手を目指しており、3年3カ月の工期でプラント工事を進める。26年4月の運用開始を目指す。
 新しい施設の建設場所は、既存施設の東側で敷地面積は約1f。施設は1日当たり95d(47・5d×2炉)とする。焼却方式は、多くの採用実績があり高い基準の排ガス自主規制に対応できるストーカ方式を採用。国内トップクラスの排ガス自主規制を設定する。煙突の高さは59b。煙突の天端は標高680bになる。外観については、煙突以外の施設の高さは22b以内。色彩は高山市景観計画が定める推奨値とし、ごみ処理施設がもつマイナスイメージを一新するものとする。施設の内部のデザインは木質化する。
 6月公告を予定している造成工事については、24年度末までの工事を一括して契約。約1fの建設地の敷地造成や道路築造、調整池、進入路の設置などを予定している。
 既存施設の資源リサイクルセンターと久々野クリーンセンター(久々野町久々野3033ノ3)は稼働から30年以上が経過し、老朽化しているため解体する。25年度に解体設計、26年度以降解体工事に着手する予定だ。

提供:建通新聞社