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滋賀産業新聞
2022/04/27

【滋賀】県湖東農振 安食川2期地区の土地改良事業

 滋賀県湖東農業農村振興事務所田園整備課は、「県営農地防災事業・安食川2期地区」の土地改良事業について、22年度はまず先行実施予定の既設ポンプ場の解体撤去工事を第2四半期にも発注・着工し、解体撤去に伴い施工可能となる下流側から約50bの排水路更新工事を続いて年度内にも発注し23年度までかけて進める。また27年度の事業完了に向け今年度は最終の設計となる8ヵ所計1220bの業務をまとめ23年度以降、残工区から今年度設計のメイン区間841bなど、優先度が高く着工可能な箇所から排水路更新工事を順次、発注・施工していきたい考え。
 同事業の最終となる実施設計業務として石居設計(彦根市)に委託(4月18日開札)したのは、安食川の彦根市清崎町地先の最上流側の最大工区L841bと、下流側のそれぞれL136b、L115b、L15b、L25b、L71b、L7b、L10b―の8ヵ所を合わせた計1220b。設計では排水路タイプと実施断面を検討し詳細を決め、構造図作成や付帯構造物の工法も決定する。委託期間は9月22日まで。
 今年度、優先的にまず施工するのは下流側の施工前に除却することが決まっている、野田沼近くの建屋とポンプ設備で構成する既設ポンプ場の解体撤去工事で、順調にいけば7〜9月頃にも発注・着工する。なお、既設ポンプ場の解体設計は別業務で21年度びわこエンジニアリング(大津市)に委託し、繰越しで22年度も進めている。既設ポンプ場の解体進捗を受けて次いで下流側の残工区から約50b区間の排水路更新工事を発注し、23年度まで進める計画。なお、21年度に発注済みの別工区3ヵ所の排水路更新工事は2件が22年度中、1件が23年10月まで施工を続ける見通し。
 「県営農地防災事業・安食川地区土地改良事業」は1期約800b、2期約2400bの全長約3200bで計画。計画年度は13年度から27年度までの15年間で、1期は完了し、現時点での残工区計約2000bから、27年度の完了に向け23年度以降、優先度の高い工区から順次進めていく。

提供:滋賀産業新聞