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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/04/28

【群馬】県高崎土木の22年度主要事業

県高崎土木事務所(小野光明所長)は、2022年度の主要事業を示した。井野川の調節池整備事業は、高崎市上大類町地先で計画する7・6k調節池の整備に向けて詳細設計や地元調整、地下水位観測に着手する方針。詳細設計は上半期の委託を目指す。地下水位観測はすでに指名通知されている。主要地方道高崎神流秩父線(矢田工区)バイパス整備事業については、初弾工として多胡橋の下部工に着手する。
井野川の調節池整備事業は、高崎市綿貫町から高崎市大八木町までの区間に調節池を4池整備する。上大類町地先に整備を計画する7・6k調節池が最初の一池となり、主要地方道高崎駒形線の南側、上大類町地先の染谷川との合流点の下流側に新設する。22年度に計画する詳細設計は、地下水位観測により整備の可能性を検討し、可能と判断されれば委託する。詳細設計は地元調整と並行して進める方針。
残る3池は11・6k調節池(大八木町)、染谷川調節池(新保町)、3・6k調節池(綿貫町)。11・6k調節池は主要地方道高崎渋川線と主要地方道高崎渋川線バイパスに挟まれた右岸側に整備する。染谷川調節池は高崎駒形線の北側に位置し、染谷川の左岸側に新設を計画している。3・6k調節池は主要地方道高崎伊勢崎線と主要地方道前橋長瀞線バイパスに挟まれた右岸側に整備する。
主要地方道高崎神流秩父線(矢田工区)バイパス整備事業は、高崎市吉井町岩崎地内に位置する県道後賀山名停車場線との交差点(岩崎)を起点に、吉井町吉井川地内にある国道254号との交差点(吉井IC入口)までをルートとする延長約1900mで、幅員24mのバイパスを新設する。起点部の多胡橋は下流側に新橋を架設し、幅員を4車線に拡幅する。
また、高崎神流秩父線と国道254号バイパスが接続する丁字路(池南交差点)から高崎神流秩父線バイパスルートをほぼ直線で結ぶ約310m区間の新設、およびバイパス終点地の国道254号で約330m区間の現道取付工事を計画する。
22年度は初弾工として多胡橋の橋脚工事に着手する計画。新橋は橋長149mの4径間連続ポストテンション方式PCバルブT桁橋となる。P1、P2橋脚の基礎工事にあたってはニューマチックケーソンを採用する。P3橋脚は直接基礎となる。
このほか、主要事業は次のとおり。
【西毛広域幹線道路高崎西工区バイパス整備事業】
高崎市箕郷町下芝地内の主要地方道高崎東吾妻線から高崎市下里見町地内の国道406号までの4・7q区間が対象。うち、主要地方道高崎安中渋川線から主要地方道あら町下室田線までの2・4q区間は3月に開通。
22年度は黒沢川本郷橋、本郷2号跨道橋、上大島跨道橋の上部工を施工する。3橋はともにPC単純プレテンション方式床版橋で◇黒沢川本郷橋=橋長21・9m、全幅18・8m◇本郷2号跨道橋=橋長17・9m、全幅6m◇上大島跨道橋=橋長16m、全幅15・8m−で新設する。
また、切り土工を高崎市本郷町地内に架設する本郷3号跨道橋から烏川までの約400m区間で行う。さらに西進した位置にある下里見1号ボックスの前後区間では約200mの補強土壁工やブロック積み工を行う。
【はるな郷A地区がけ崩れ対策事業】
高崎市箕郷町松之沢地内で事業を行う。22年度は崩壊土砂防護柵設置工事を21年度施工箇所から東へ向かった約50m区間で施工する。
災害時要援護者施設はるな郷(箕郷町松之沢333)から道路を挟んだ反対側の急傾斜地崩壊危険区域で工事を行う。