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建設新聞社
2022/04/28

【東北・宮城】登米市が米山複合施設の基本計画・設計プロポを公告

 登米市は、きょう(28日)付で「米山地区公共施設複合化整備事業基本計画策定および基本設計業務」を委託するため公募型プロポーザルの手続きを開始する。
 参加形態は単体またはJV。資格については市の建築関係建設コンサルタント(建築一般)に登録がある一級建築士事務所で、2007年度以降に庁舎・学校・公民館・体育館などの複合化施設で延べ5000平方b以上の基本計画、基本設計または実施設計業務を元請で完了した実績があること。ただしJVサブに延べ面積の要件は適用しない。管理技術者は、07年度以降に延べ5000平方b以上の公共施設新築か改築の基本または実施設計を管理技術者で携わった経験を求める。
 参加表明書は5月26日まで受け付け、31日に資格審査結果通知。提案書は6月21日まで受け付け、27日にプレゼンテーションを行い、30日に審査結果を通知する。契約は7月上旬を予定する。
 米山地区にある公共施設は昭和40年代後半から50年代にかけて建設した施設が多く、老朽化が著しいため複合化による更新を計画。敷地は国道346号沿いで道の駅米山の北側隣接地となる同市米山町西野的場ほか地内。対象エリア面積は2万0955・03平方b。
 集約する機能は米山地区にある3小学校(統合校)と総合支所、公民館、体育館、児童館などで、持続可能な多世代交流拠点づくりを見据える。延べ面積は約1万平方b。工事費は約41億円(税込み)を想定。工期は2024〜25年度を見込む。
 提案の評価は120点満点で、内訳は▽履行能力(15点)▽実施方針(20点)▽企画提案内容(4テーマ計70点)▽プレゼン・ヒアリング(5点)▽見積価格(10点)―。企画提案は、テーマ1が複合施設の基本理念を実現する具体的な施設配置の考え方(20点)、テーマ2が複合施設の管理運営方法(15点)、テーマ3が事業費とランニングコストの縮減ならびに工期短縮(25点)、テーマ4がその他独自テーマ(10点)。
 業務概要は基本計画と基本設計で、履行期限は23年3月28日(基本計画は22年12月28日)。委託上限額は6927万0300円(税込み)以内。なお基本構想はNTTファシリティーズ・関・空間設計JVが担当した。

 提供:建設新聞社