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鹿児島建設新聞
2022/05/11

【鹿児島】県土木部、設計業務等にウィークリースタンス/実施要領を初策定

 県土木部は、設計業務等で受発注者間のコミュニケーションの円滑化を図り、業務環境の改善につなげる「ウィークリースタンス」の実施要領を初めて策定した。依頼のタイミングや期限の設け方などを事前に確認・調整し、相互協力の下で進めるもの。対象案件は特記仕様書に明記し、6日以降の執行伺い決裁分から適用した。
 対象業務は、県土木部が発注する設計・調査・測量等の建設関連や発注者支援(緊急を要する災害等の業務は除く)。着手前に受発注者相互で確認・調整して設定する。
 主な取り組み事例は、▽マンデー・ノーピリオド(月曜日等の休日明けを依頼の期限日としない)▽ウェンズデー・ホーム(水曜日等の週1回以上は定時帰宅を心掛ける)▽フライデー・ノーリクエスト(金曜日等の休日前には依頼しない)−など。ほか、これまで進めてきたワンデー・レスポンス(受注者からの質問・協議等は24時間以内に回答)やネクストミーティング(次回協議日程を決め、適切な工程管理や業務を平準化)については必須項目とした。
 業務着手前、発注者は受注者に実施要領の目的や内容を説明し、取り組む意思を確認。受注者はその内容を「業務計画書」または「業務打ち合わせ簿」に記載し、業務期間内の相互目標として対応する。
 同要領は、全国の事例等を踏まえて初めて策定。監理課技術管理室では「業務環境の改善は、業界の担い手確保や品質向上の観点からも重要。さらに意志疎通を図りながら取り組みたい」としている。


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