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鹿児島建設新聞
2022/05/12

【鹿児島】徳之島クリーンC 既存改良後の新設合意/基本構想にプロポ採用/来月にも公告

 徳之島愛ランド広域連合(連合長・大久保明伊仙町長)のクリーンセンター整備事業に関して、構成自治体3町(徳之島・伊仙・天城)いずれも「既存改良後の新設」に合意したことが分かった。新設先となる天城町は、建設候補地の調査などまとめる基本構想の策定業務を6月にも公告したい考え。公募型プロポーザルの採用を前提に準備が進む。

 伊仙町にある既存施設を改良活用後に天城町へ新設する案について、各町議会はじめ連合定例会も可決承認。天城町は新設を受け入れるにあたって、管内に残る旧クリーンセンター跡とその周辺(約4ha)を対象に調査など行いながら候補地を固めていく。
 基本構想の委託はプロポを前提としており、県内に支店等を置くこと−など要件に盛り込む見込み。業者との契約締結後、2023年度までの2カ年で詳細をまとめ連合側に成果品を提出する。新設に伴う現在までのスケジュール案をみると、28年度に施設整備の計画を策定するほか、29年度でPFI可能性調査に着手、31年度の敷地造成を経て翌32年度から設計・施工に入る流れとなっている。
 

■既存改良
 発注準備に着手

 連合側の動きを追うと既存施設の基幹改良に向けこのほど、設計・発注図書等の作成を委託。三水コンサルタントが担当し、22年度末までの業務完了を目指す。
 今後、23年度から2カ年で設計・施工を推進する方針。所有する焼却炉2炉のうち1炉を延命、もう1炉は予備で残すほかリサイクル設備など各種修繕も計画する。


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