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滋賀産業新聞
2022/05/13

【滋賀】彦根市 都計道路立花船町線の街路事業

 彦根市は、市域の南北間を結ぶ重要路線として位置づける都市計画道路「立花船町線」街路事業について、22年度当初予算に事業費として措置した1億1086万円を基に、7〜8月をメドに、「土木工」をメインとした「立花町交差点」の改良工事の競争入札を、現時点では分離せず一括で発注したい考えだ。残る「護国神社前交差点」の改良工事は25年度に開催する国スポの最終整備計画として、遅くとも24年度中の完了を目指し、23〜24年度に発注するとみられる。
 22年度7〜8月にも発注する工事は、立花町地先の県道彦根近江八幡線と交差する「立花町交差点」1ヵ所の改良工事。工事概要は排水物構造物工L291b、縁石工L197b、舗装工A3006平方bで、工期約8ヵ月を計画している。
 なお、20年度は舗装、街路工、電線共同溝工―の3本にまとめた工事を発注し21年度完了、21年度は次年度以降の施工箇所のための埋蔵文化財調査、用地取得、物件移転補償を行うとともに、「舗装工」「電線共同溝工」を一括にまとめた工事を発注し、5月完了予定で繰越し施工中。
 都市計画道路[3・4・25]立花船町線は、市中心市街地内の都市計画道路として推進。事業箇所は、彦根市佐和町地先の「護国神社前交差点」から、立花町地先の「立花町交差点」までの事業延長460b。立花町交差点に出る現道は一方通行で道幅が狭いため、改築し両側通行とする。計画幅員は標準部が16b。護国神社前交差点付近は最大20b。
 彦根市では、17年に都市計画道路彦根駅大薮線(京町1丁目、安清町)が供用開始(完成)し、現在、都市計画道路立花船町線(立花町、佐和町)と都市計画道路松原町大黒前鴨ノ巣線(松原町)の2路線について、中心市街地内の重要な道路と位置づけ、交通の円滑化と安全で安心な道路整備を目的として事業を進めている。25年の第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会主会場の周辺環境整備の観点からも、計画中「立花町交差点改築」および「護国神社前交差点改築」は早期の推進を目指していきたい考え。

提供:滋賀産業新聞