トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2022/05/13

【京都】全面改築の向日が丘支援学校 RC造3階建、延1万3184u 令和6年度中に契約、7・8年度に工事

 京都府教育委員会は12日、現地で全面改築を行う府立向日が丘支援学校の整備について、進捗状況を明らかにした。
 長岡京市井ノ内朝日寺の市街化調整区域にある向日が丘支援学校は、築約50年が経過し、施設全体の老朽化と近年の生徒数の増加傾向や特別支援教育の方針に伴う教室不足等により、校舎を改築する計画。
 学校敷地に出入りする多くの工事車両と児童生徒の動線が錯綜することや、工事に伴う騒音が予想されることから、児童生徒の安心安全の確保のため、一時的に仮移転する。阪急西山天王山駅近くに令和4年6月に移転開院予定の済生会京都府病院(長岡京市今里南平尾8)について、移転後の病院施設を府教委が借り、学校施設としての利便性を高める改修を行う。
 校舎改築工事の基本・実施設計は内藤建築事務所(京都市左京区)が担当し、3月末までに完了した。
 規模はRC造3階建、延1万3184・2u。1階は重度重複児教室及び普通教室(小・中・高)、職業訓練諸室等、2階は普通教室(小・中・高)、職員室等、3階はプール(関係諸室)、集団型実習室、生活実習室。
 仮設校舎の実施設計は丹生建築事務所(舞鶴市)が担当し、3月末までに完了した。
 令和4年度は、仮設校舎となる済生会京都府病院施設の改修工事を行う一方、令和5年度からの支援学校の解体工事を見据え、解体設計を進める。
 令和5年度は、継続して仮設校舎改修工事を進め、完了後、仮設校舎の利用を開始する。その後、既存校舎の解体工事に着手(〜令和6年度)。解体が完了したところから順に埋蔵文化財調査を進める(〜令和6年度)。
 令和6年度中に契約し、7・8年度に改築工事を進め、9年度に仮設校舎から新校舎に移転する予定。
 令和4年度当初予算には向日が丘支援学校等整備費2億2000万円を計上、加えて債務負担行為として1億6780万円を設定。