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建通新聞社四国
2022/05/15

県教委 長寿命化改修で2施設実施設計

 高知県教育委員会は、県立学校の長寿命化改修に向け、2022年度に高知追手前高校本館と高知小津高校本館の一部で実施設計を委託し、6校で基本設計に着手する。実施設計を進める2施設は戦前の建築で耐震化は行っているものの、老朽箇所を全面的に改修する。今回の設計で工事内容の詳細をまとめ、23年度にも発注する。
 高知追手前高校本館の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ5280平方b。1930年に建築され、時計台があることで知られる。高知小津高校本館では、32年に建築された同造3階建て延べ898平方bの保存建物を対象に改修を行う。両施設ともトイレや屋上防水、内外装、バリアフリー化などの改修を想定している。22年度当初予算で実施設計など委託料に1127万円を計上した。基本設計は上田建築事務所(高知市)が担当した。
 基本設計は▽高知丸の内高校(高知市)▽城山高校(香南市)▽高知東工業高校(南国市)▽山田特別支援学校(香美市)▽日高特別支援学校(日高村)▽同校高知みかづき分校(高知市)―の6校で実施する。今後、複数の学校を一括して委託するかどうかなど、入札形式を決める。実際に長寿命化改修を行うのは築50年前後の建物になるが、基本設計では全ての建物を対象に進め、23年度以降に委託する実施設計に備える。
 高知丸の内高校では、63年建築の体育館、66年建築の南舎、67年建築の北舎、東舎など主要施設の多くが築50年以上経過している。城山高校では北校舎が65年建築、本館が73年建築など、ほとんどの施設が建築後50年前後となっている。高知東工業高校は62〜63年に本館、専門棟を建築するなど、築60年を迎える建物がある。山田特別支援学校は73年に北舎、74年に南舎が完成。日高特別支援学校は69〜72年建築の校舎や寄宿舎が築50年以上経過している。高知みかづき分校で使用している北校舎も74年の建築で老朽化が進んでいる。
 県立学校施設は、多くが築30年以上を経過しており、従来の建て替え中心の施設整備では短期間に多額の費用が必要となる。そのため県教委では予防保全的な改修を実施し、「80年使用する」ことを念頭に学校の長寿命化を進める。
提供:建通新聞社