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日刊建設工業新聞
2022/05/16

【鳥取】来春の開園50周年控え/こどもの国リニューアル/ふわふわドームなど整備/県子育て王国課

来年5月に開園50周年を迎える「チュウブ鳥取砂丘こどもの国」(鳥取市浜坂)に新たなアトラクションが加わる。県は今年度、大きな風船の上を跳び回って遊ぶことができる「ふわふわドーム」をはじめ遊具施設の整備に取り掛かる。事業費は4億5000万円。
 1973年開園の「こどもの国」は、砂丘西側エリアに広がり、敷地面積は東京ドーム4個分の1万9300平方b。来春のリニューアルオープンに向けて各種整備に入る。
 目玉は送風機から空気を送り込んで膨らませた「ふわふわドーム」。園内奥に整備するもので、屋根付きの全天候型は、ドーム上をトランポリンのように飛び跳ねて遊ぶことができる。
 また、プールの隣接地には水遊びができる噴水を整備するほか、遊具を設置したキャラクター公園も造成する。そのほか劣化した遊具の更新やトイレ改修を進める。
 県子育て王国課では「開園50周年に向けて魅力度アップのほか、砂丘エリア全体の誘客につなげたい」と説明。来年度にかけて各施設を順次、整備していく。

ドーム上屋は今秋に
建築一般A級が対象

 このうち県営繕課は、「ふわふわドーム」遊具の上屋新築工事の実施設計に着手する。ドームを囲って全天候に対応するもので、膜構造上屋の建築規模は鉄骨造平屋建て484・41平方b。
 建築設計Aランクを対象に、簡便型総合評価(900万円以上)による一般競争入札を公告し、6月中旬までに入札する。履行期間は10月末で、引き続き上屋新築工事は建築一般A級を対象として今秋に発注する。工事費は2億数千万円に上る見込み。

日刊建設工業新聞