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建通新聞社(中部)
2022/05/17

【愛知】名市 南陽支所改築へ基本計画を

 名古屋市スポーツ市民局は、港区役所南陽支所などの改築に向けた基本計画の策定に着手する。現地建て替えまたは移転建て替えについて、複数案を検討する他、施設計画、事業スキームについて考えを整理する方針だ。南陽支所管内は、想定最大規模の高潮による氾濫で、大きな被害を受ける可能性が高いエリアが多いため、基本計画段階では建設候補地を絞り切らない可能性もあるとしている。
 支所庁舎は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1024平方bメートル。港保健センター南陽分室との合築施設。所在地は港区春田野3ノ1801。この他、近隣にある南陽地区会館(港区春田野3ノ101、鉄筋コンクリート造2階建て延べ1230平方b)と、港消防署南陽出張所(港区春田野2ノ2904、同造2階建て延べ計408平方b)などを改築対象の候補施設に位置付けている。
 基本計画策定に当たって、計画地に整備する施設を検討する他、主要諸室の検討、区民の利便性関連する機能(地域コミュニティー機能、避難所機能など)、防災拠点機能、行政機能など必要な導入機能を整理する。
 施設計画検討では、新庁舎に入る施設を踏まえた施設規模を把握する他、配置計画や施設計画を複数案まとめる。また、事業スキーム検討や事業スケジュール案作成、概算事業費の算出も行う。
 愛知県が2021年6月に公表した想定最大規模の高潮による浸水想定で、南陽支所・港保健センター南陽分室、港消防署南陽出張所が所在するエリアは、3〜5bの浸水深が想定されている。想定最大規模の高潮の他、南海トラフ巨大地震などの際に庁舎機能が失われる可能性があり、南陽支所庁舎の改築を検討している。
 南陽支所管内の想定最大高潮の浸水深は、3b以上の箇所がほとんどを占めている。現地建て替え・移転建て替えのいずれでも、1階はピロティ構造の採用や平時での活用のみとし、防災拠点や執務スペースは2階以上に確保していくことになるとみられる。名古屋環状二号線は災害時に緊急輸送道路としての役割が期待されているため、よりアクセスしやすい場所に移転するのも防災機能強化の観点では有効だろう。用地確保を伴う選択肢もあり得ることから、基本計画段階では、建設地を絞り込まずに検討を進めていく考えとみられる。
 基本計画策定業務は一般競争入札を公告済み。入札書は5月24〜25日に受け付ける。履行期間は23年2月28日まで。


提供:建通新聞社