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　新潟県建築士事務所協会は１９日、２０２２年度定時総会を新潟市中央区で開き、さらなる技術力向上や担い手育成などを図っていく方針を確認した。任期満了に伴う役員改選では、会長に本間裕之氏（Ｕ・建築計画工房代表）が選任され、坂本忠志前会長は相談役となった。
　就任のあいさつに立った本間氏は、坂本氏ら前役員をねぎらうとともに、「コロナ禍などの影響で思うようにいかない部分もあるが、皆さんの力をお借りしたい。引き続きよろしくお願いする」と呼び掛けた。
　議事では２１年度の事業報告・会計決算報告を行うとともに、２２年度の事業方針・事業計画、会計収支予算を承認。事業計画では要望活動の企画・実施や県との意見・情報交換の検討、管理研修会・定期講習・スキルアップセミナーの開催、大学生対象の建築士後継者育成事業などを盛り込み、承認された。また、相談役に就いた坂本氏は「資材高騰、後継者不足など業界を取り巻く課題は山積しているが、皆さんと力を合わせて打破していきたい」と述べた。
　第３０回建築作品・新潟県賞表彰式では、応募総数８作品の中から、優秀賞（一般建築部門）に高田建築設計事務所の「森の潜水艇　ホップこども園森棟」、同（住宅部門）にＴＯＫ２５「聖籠３５」とプラウム建築設計事務所「路地の空に開く家」の３作品が選ばれた。