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境漁港高度衛生管理型市場整備事業で県営繕課は23日、完成間近に迫った荷さばき所の２号上屋に次いでカニ籠上屋増築工事（境港市昭和町）の設計内容をまとめた。30日に公告して入札手続きに入る。工事費９億６０００万円。建築は２工区に分割、電気、機械設備をそれぞれ分離発注する。
　巻き網漁業水揚げ岸壁西側の現施設は、ベニズワイガニの荷さばき所として増築、改修する。構造は鉄骨造平屋建て。増築部はカニ籠上屋２０５８・12平方�b（＝建築１工区）、改修部分はカニ籠上屋１５７８・50平方�bに３号上屋１８８６・00平方�bと４号上屋３７４４・50平方�bを加えて施工する（＝建築２工区）。
　建築１工区の工事費は４億３０００万円、同２工区４億１０００万円。それぞれ建築一般Ａ級２社ＪＶを対象に公募する。
　設備工事については、電気４７００万円は電気工事Ａ級、機械６１００万円は管工事Ａ級が入札参加要件になる。
　開札日程は建築１工区が６月22日、２工区は同24日、電気は同17日、機械は同22日にセットする。工期は建築１工区が23年５月、そのほかは24年１月。

７号上屋実施設計へ
年明けから増築改修

　また、市場西側にある荷さばき所７号上屋（境港市岬町）を高度衛生管理区域に組み入れ、今年度から増改築する。計画では既存７号上屋鉄骨鉄筋コンクリート造平屋建て７５６・44平方�bを改修。さらにトラック待機場上屋鉄骨造平屋建て２８８・00平方�b、フォークリフト用通路上屋鉄骨造平屋建て１１２・50平方�bを増築する。概算工事費は２億６０００万円。
　近く実施設計と地質調査を発注して、来年１月までに設計内容を固め、順調にいけば年明けに工事発注する見通し。

日刊建設工業新聞