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北陸工業新聞社
2022/05/26

【福井】災害復旧など地域社会の安全に寄与/福井県解体工事業協会が総会開く/22年度

 一般社団法人福井県解体工事業協会(矢野智孝会長)の2022年度通常総会は24日開かれ、21年度の事業報告・収支決算、および22年度の事業計画・収支予算案を慎重審議の上、すべて原案通り了承した。
 総会開催は、一社化して2回目。通算で29回目となる。会場は坂井市丸岡町の吉勝重建の本館。
 冒頭、矢野会長が挨拶。今年3月、国交省の登録基幹技能者講習に解体が追加され、今後は「建設キャリアアップシステム(CCUS)の最高レベル4に位置づく見通し。その意義と役割を十分に理解し、協会としてその実現に向け、道しるべの役割を担いたい」などと力強く抱負を語った。
 21年度は、安全パトロールや、解体工事施工技術講習の受講推進などを実施した。22年度も引き続き、建物および構造物の解体事業に関する調査や研究を行う。また解体技術の向上と、解体工事業の健全な発展のため、生活環境の保全や、大規模災害時復旧支援など、地域社会の安全と福祉の向上に寄与したい考え。
 北川賢一副会長が閉会挨拶し、「お客さまは安く、奇麗な現場とともに、安心感も求めている」と指摘。一層信頼される解体業界へ、「会員外も指導し、営業スキルを益々高め、全体のレベルアップを」と強調した。

22年度の事業計画
■解体工事業の普及・啓発
・施工の安全と品質の確保
・防災協定に基づく訓練、イベント等の参加
・安全パトロールで各種事故防止、安全解体工事の確立
■解体工事向上の講習会、研修会の開催
・安全衛生規則上の特別教育
・解体施工技士講習・試験の参加、受験の推奨
・解体工事施工技士登録更新講習
■官公庁および関係団体等への要望・協力
・災害協定未締結市町(越前市、池田町、越前町、嶺南各市町)および福井県、県警察との締結
         等々

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