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建通新聞社(神奈川)
2022/05/26

【神奈川】川崎市 大師・田島複合施設の支援業務委託

 川崎市は、公募型プロポーザルを実施した大師地区・田島地区複合施設の整備など事業・運営事業に関する発注支援業務を浜銀総合研究所(横浜市西区)に委託した。履行期限は2023年3月31日。大師地区・田島地区共に複合施設の延べ床面積は2000平方b程度を想定している。発注はBTM+O方式を採用し、整備など事業の入札公告は23年度(大師・上半期、田島・下半期)、運営事業の入札公告は24年度を予定している。いずれも27年度の供用開始を目指す。
 今回の支援業務では、周辺地区を集約する形で大師地区と田島地区に予定されている複合施設の整備(現支所庁舎の解体設計・工事、新施設の設計・建設・工事監理・維持管理など)や運営(指定管理者による新施設の管理・運営)と、区役所大師支所と田島支所の仮庁舎の設置について、官民連携手法で実施するために必要な検討や資料作成などを行う。
 主な業務内容は整備・運営事業の発注に向けた各種検討、発注に必要な資料(案)の作成、複合施設の運営方法の検討・整理、支所仮庁舎の発注仕様書(案)の作成など。21年に同じく公募型プロポーザルで浜銀総合研究所に委託した「大師支所・田島支所複合施設設備基本計画策定業務委託」での検討内容に基づき実施する。同基本計画は5月ごろに案の公表、8月ごろに策定を予定している。
 大師地区複合施設は現在の大師支所敷地(川崎区東門前2ノ1ノ1、敷地面積2323平方b)に整備される予定で、大師支所(床面積2588平方b)、大師こども文化センター(同358平方b)、大師老人いこいの家(同309平方b)、大師支所内に設置されている大師一般環境大気測定局(同31平方b)を複合化する。
 一方、田島地区複合施設は現在の田島支所と、併設する鋼管通交番敷地(川崎区鋼管通2ノ3ノ7、敷地面積2375平方b)に整備される予定で、田島支所(床面積2644平方b)、田島こども文化センター(同324平方b)、田島老人いこいの家(同333平方b)を複合化する。
 また、整備中の支所機能を維持するため、仮庁舎の設置をリース方式で別途発注する。仮庁舎は21年度に解体した大師分室跡地(敷地面積991平方b)と現在の田島こども文化センターなど敷地(敷地面積1683平方b)の一部にそれぞれ設置する。23年度に設計・工事に着手し、24年度に仮庁舎での支所業務の運営を開始する予定だ。 提供:建通新聞社