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建通新聞社(神奈川)
2022/05/31

【神奈川】県 PFIの県営住宅建て替えの落札者決定

 神奈川県県土整備局は、PFI手法を導入する県営団地の建て替えで、上溝団地の落札者を大成ユーレックグループ(構成員・大洋建設、小俣組、市浦ハウジング&プランニング東京支店、むげん、美都住販)、追浜第一団地を小雀建設グループ(構成員・金子設計、津久見建設)に決めた。落札価格は上溝団地が120億7979万6950円、追浜第一団地が31億3987万8000円。6月中に基本協定、8月に仮契約を締結し、10月の県議会で工事契約の議決を受けた後、本契約となる。PFI事業者は、既存住宅などの解体除却、建て替え住宅の整備(調査・設計・監理・建設)、入居者移転支援、余剰地活用などの関連業務を一体的に行う。
 落札者の提案によると、上溝団地には総戸数460戸の県営住宅などを建設する。C街区に6棟延べ7962平方bの129戸、E街区に5棟延べ7421平方bの123戸、F街区に4棟延べ5316平方bの86戸、G街区に5棟延べ8064平方bの122戸を整備。構造と階数は全て鉄筋コンクリート造3階建てとなる。
 この他、D街区に鉄筋コンクリート造平屋536平方bの集会所・コミュニティールーム、D街区に面積530平方b、G街区に面積510平方bのコミュニティー広場を設ける。さらに余剰地活用として、A街区(面積1348平方b)にサービス付き多世代共生賃貸住宅、B街区(面積4908平方b)に一戸建て住宅38宅地を開発する。
 建設地は相模原市中央区光が丘3ノ1他。東側7街区の既存住棟(79棟561戸)を解体した跡地になる。事業実施期間は10月〜2027年10月。
 追浜第一団地には鉄筋コンクリート造6階建て延べ6645平方b、総戸数120戸の県営住宅を建設。鉄筋コンクリート造平屋122平方bの集会所、同51平方bのコミュニティールームも設ける。コミュニティー広場は500平方b以上の面積を確保する。余剰地活用は面積1264平方b、12宅地の一戸建て住宅を整備する。
 建設地は横須賀市追浜本町1ノ119。既存住棟(6棟176戸)を解体して建設する。事業実施期間は10月〜26年3月。 提供:建通新聞社