トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2022/06/01

【滋賀】県建協 2022年度通常総会を開催

 一般社団法人・滋賀県建設業協会(桑原勝良会長)は30日、大津市にあるびわ湖大津プリンスホテルで「令和4年度通常総会」を開催、会員の発展・振興への取り組みと連携強化などから成る今年度事業計画を全会一致で承認・可決、任期満了に伴う役員改選では、奥田克実氏(且O東工業社代表取締役社長)が新会長に就任した。
 新たに協会の舵取りを任された奥田新会長は「新型コロナウイルス感染症による経済の低下や、ロシアによるウクライナへの侵攻等の影響による建設資材や電子部品の高騰など、経営環境は視界不良にある」と厳しい現況に触れ、「そのような中でも我々は国民・県民の命を守るために前へ進まなければならない。そのためには、若者が入職しやすい環境の構築や仕事環境の改善は必須。この難局を乗り越えるためには皆様のお力沿いが必要」と呼びかけ、「加えて、大きく変化する今の時代は、我々に筋肉質かつ柔軟性を持つサステナブルな対応が求められている」とし、「このような状況を踏まえ、私は全身全霊・粉骨砕身の考えで会長という大役に挑んでいく所存です。会員の社会的地位の向上をはじめ、皆さまの力となる活動に全力で取り組んでいきますので、どうか皆様変わらぬご支援・ご鞭撻をお願いします」と力強く語った。
 続いて、来賓の三日月大造滋賀県知事が「道路インフラ整備に予算を投じ、湖国の安全かつ強靭な道路網を構築しながら、皆様とともに建設産業の魅力発信にも引き続き取り組んでいきたい」とあいさつ。その後、議事へと移り、今年度事業計画が報告され、▽災害対策事業▽労働災害防止事業の取組み▽建設雇用改善事業の取組み▽講習会事業の取組み▽社会貢献事業への取組み―などを実施していくことを確認した。
 最後に、退任のあいさつとして壇上に立った桑原会長は、「2期4年間にわたり会長職を努めさせていただきました。その中で私なりに確信致しましたことは、我々建設企業は常に行政執行の良きパートナーとして技術と経営に優れた企業を目指し真摯に向き合うこと。そして、災害時には2次災害が発生する危険があるような状況でも、技術と団結力を駆使して減災・免災活動に努力を積み重ねていくことが、自身に対する社会的評価の向上につながっていくのだということであります」と話し、「その努力は公共工事品確法の改正をはじめ、10年連続での設計労務単価の引き上げ、最低制限価格の設定範囲のアップ等への昇華となりました。今後は、奥田新会長の下で業界の更なる発展と会員各位の一層のご隆盛、そして協会の益々の充実を大いに期待しております」とし、「皆様から賜りましたご支援ご協力、ご厚情に改めて感謝を申し上げます」と結んだ。

 この日、決定した新役員は次の方々。

▽相談役=伊藤武彦、杉橋和彦、辻野宜昭
▽常任相談役=本庄浩二、桑原勝良
▽会長=奥田克実
▽副会長=伊藤浩、内田美千男、奥宗利、八田庄平
▽理事=松浦博、中村智、金子貴一、猪飼英男、野勲、森川勝正、山元正史、鵜飼潔、志井安男、土田真也、向春美、山口太二朗、橋本健一、山田浩之、伊藤和真、橋彰一、八田万蔵、桑原隆夫、大山祐司、杉橋真和、桑原勇人
▽専務理事=坂雄三
▽監事=田盛介、杉本悟、前川幸雄

 また、建設業協会の総会後には、建設業労働災害防止協会滋賀県支部(桑原勝良支部長)の「令和4年度通常総会」も行われ、▽教育事業の推進▽建設業労働安全衛生マネジメントシステムの展開▽安全衛生意識の高揚と安全衛生管理ノウハウ等の共有化―などを実施していくと確認。任期満了に伴う役員改選では、新支部長に奥田克実氏が就任した。

提供:滋賀産業新聞