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建通新聞社(神奈川)
2022/06/02

【神奈川】横浜市 新たな三ツ沢球技場整備へ

 横浜市環境創造局は、三ツ沢公園球技場(ニッパツ三ツ沢球技場)の再整備で、現在の球技場を生かしながら新たな球技場を整備する基本的な考え方(案)を明らかにした。事業手法は公民連携による取り組み。三ツ沢公園を含めた大規模な再整備となり、これまで以上に魅力ある公園づくりを目指す。夏をめどに市民意見の募集を開始する。6月1日に開かれた横浜市会温暖化対策・環境創造・資源循環委員会に報告した。
 現在の球技場は1955年の完成。老朽化の進行に加え、Jリーグのスタジアム基準である観客席への屋根かけやバリアフリー化などを満たしていない。
 これまでに再整備計画4案を検討してきたが、スタンド本体に屋根のみをかけるのは構造的に耐えられず(案1)、別構造の屋根の整備には法令上の制限により大規模改修が必要で、近い将来建て替えの時期を迎えるスタンドには非効率(案2)。現在地で建て替えた場合は、芝生の維持育成のための日照時間を確保すると稼働日数が現在の半分程度に制限され、市民利用とプロスポーツの双方のニーズに対応できない(案3)。
 そこで、既存の球技場を活用しながら公園内に新たな球技場を建設することとし(案4)、構想段階から広く市民意見を集め、検討材料とする方針を決めた。
 新たな球技場は、三ツ沢公園内北側の青少年野外活動センターや自由広場、第2テニスコートなどのあるエリアへの配置をイメージしており、陸上競技場や第1テニスコートには影響しないもよう。
 今後、効率的で効果的な整備と運営のため、最大限の公民連携の取り組みを検討する。先行事例にはノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)やヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区)、サンガスタジアムby KYOCERA(京都府亀岡市)などがある。
 課題は新球技場建設に伴い影響を受ける施設の代替機能の確保や緑豊かな環境の継承、スポーツイベント開催時の周辺地域に対する影響への対応など。地域市民やスポーツ関係団体、民間事業者など多方面からの意見を聞きながら整備方法やスケジュール、課題解決策などを検討し、防災・減災・避難時の機能向上や新たな魅力創出、市民サービスの向上策も考える。
 外部への委託業務の有無は現段階で未定。意見募集の結果により今後の進め方を決める。2021年度には「三ツ沢公園球技場整備計画検討」を国設計(横浜市中区)が担当した。
 三ツ沢球技場の所在地は神奈川区三ツ沢西町3ノ1。三ツ沢公園の面積は約28f。 提供:建通新聞社