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県東部農林事務所は、鳥取市古海地区にある農業用管水路の更生などを中心にした工事を今夏にも発注する。今年度は３億円規模の工事に着手することにしており、現在は「どのようなスタイルで発注するのか検討している」（同事務所地域整備課）。
　農業用管路は、千代川左岸にある取水施設から堤防を走る県道を横断。その後、ポンプ場を経緯して西側に農業用水を供給している。しかし、最も古い施設は供用後70年ともいわれており、多くの設備が老朽化。長寿命化対策に向けた管路の更生や補修が必要になっている。取水施設側の管路は、１８００�_と１３５０�_。今のところ50�b程度の更生工事などを予定している。
　また、西側エリアの管水路は国道29号国体道路交差点の東側から市立大正保育園付近までの３８５�b（１０００�_の石綿管）が対象。昨年度までの調査では地盤が予想以上に悪いため、更生工事を中心にした整備を計画している。一方、中間部分の５００�b間については、今のところ数カ所にマンホールを設置する。
　同事務所では、管路の大部分が住宅地の市道に埋設されていることもあって「出来るだけ短期間に集中して工事を進めたい」と説明しており、現在工区の分割を含む発注計画について協議している。

日刊建設工業新聞