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建通新聞社(神奈川)
2022/06/08

【神奈川】横浜市 龍宮橋雨幹シールド工を第3Q

 横浜駅周辺の浸水対策で横浜市環境創造局は、龍宮橋雨水幹線のシールド工をWTO対象の一般競争入札で第3四半期に発注する。工事件名は「神奈川処理区エキサイトよこはま龍宮橋雨水幹線下水道整備工事その3」。2021年3月に契約した初弾の立坑工の残り工事は、第4四半期に随意契約で発注する。30年度の供用に向け整備を進める。
 龍宮橋雨水幹線は西区岡野2丁目〜神奈川区星野町間に敷設する新しい雨水幹線で、時間降雨量74_に対応する。第3四半期に発注予定の「その3」は内径3750_、延長約4・8`のシールド工を一本工事で発注するもの。工期は96カ月間。
 シールドの発進立坑を築造する初弾の「その2」工事は、鴻池・森本・大勝JVが受注し、ニューマチックケーソン工法で立坑14ロット中7ロットの築造を進めている。第4四半期に随意契約で発注する「その4」で残る7ロットを沈設する。工期は15カ月間。建設地は岡野公園(西区岡野2)地内。
 管渠関連の設計は建設技術研究所(横浜市中区)が担当した。
 雨水幹線のシールドが到達する東高島ポンプ場は、地下5階地上5階建て延べ床面積約1万3000平方bの規模で、排水能力は毎秒5・54立方bで計画。基本設計は日水コン(横浜市中区)。詳細設計や工事の発注時期など、詳細を今後決定する。
 
〜5ポンプ場を再構築〜

 横浜駅周辺の浸水対策ではこの他、既設のポンプ場5カ所の再構築と、再構築工事期間の排水能力を確保する補助幹線の築造を計画している。
 補助幹線は保土ケ谷ポンプ場〜岡野公園が管径2800〜3250_、楠ポンプ場〜岡野公園が2600_、横浜駅東口〜龍宮橋幹線までが1000〜1800_で延長合計3・4`。
 過年度に建設技術研究所(横浜市中区)で基本設計を行っており、詳細設計の発注時期を今後検討する。工事発注方法や発注時期についても未定。
 再構築するポンプ場は▽桜木ポンプ場(西区戸部本町51ノ1、計画排水能力毎秒28立方b)▽保土ケ谷ポンプ場(保土ケ谷区天王町2ノ43、同25立方b)▽平沼ポンプ場(西区西平沼町5ノ70、同19・5立方b)▽神奈川水再生センター神奈川第二ポンプ場(神奈川区千若町1ノ1、同5立方b)▽楠木ポンプ場(西区楠木町24、同6立方b)―の5カ所。このうち桜木・平沼・楠木ポンプ場は74_対応でもある。 提供:建通新聞社