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日刊建設タイムズ社
2022/06/13

【千葉】最短23年度DBプロポ/上烏田の配水池等更新/かずさ水道広域連合企業団

 かずさ水道広域連合企業団は、最短で2023年度、デザインビルド(DB)方式により上烏田浄水場配水池等更新を行う事業者を公募型プロポーザル方式で選定することを検討している。主に▽ポンプ井東側への薬品注入棟の移設▽薬品注入棟など跡地での新1号配水池建設▽既存1号配水池跡地での2号配水池更新▽既存2号配水池跡地での3号配水池更新――を複数年かけて推進する。
 「君津地域水道事業統合広域化基本計画」および「施設統廃合事業(上烏田浄水場配水池等整備事業)実施計画」に基づくもので、基本計画においては「上烏田(木更津市)、久保・北子安(君津市)、上飯野(富津市)配水区域の統廃合」として上烏田配水区域を拡大することとなっており、耐震化を図りながら、拡大する配水量に見合った配水池を整備する。
 3日には「施設統廃合事業上烏田浄水場配水池等更新基本設計業務委託」の事後審査型一般競争入札および「上烏田浄水場配水池等整備事業に伴う測量業務委託」の指名競争入札の手続きを開始した。それぞれ、20日と21日の入札書受付期間などを経て、22日の開札。委託期間は、測量が11月30日まで、基本設計が23年5月31日まで。
 基本設計業務の内容は、設計協議、現地調査、既存資料収集・整理、配水池更新基本設計、薬品注入施設等移設基本設計、官民連携手法の導入検討。
 上烏田浄水場は、木更津市上烏田357―2ほかに所在。1970年度の給水開始。地下水および水道用水供給事業(第5接合井)を水源とし、1日あたり最大で1万8668m3/日を配水できる。地下水の浄水方法は、除鉄・除マンガン。配水方式は自然流下およびポンプ加圧。送水方式は中台浄水場への自然流下。
 既存の配水池はPC造円筒型、直径23m、高さ6m(上部ドーム部分を除く)、2500m3×3池、HWL91m、LWL85m。北側から1号配水池、2号配水池、3号配水池の順に配置されている。
 更新により、3400m3×3池とする計画。構造・規模については、計画容量を満足することを前提に設計段階で検討する。
 薬品注入棟はRC造平屋、床面積75・2uで、砂分離操作盤1面、次亜塩注入設備現場盤1面、次亜塩注入機(20L/h×2台)1式、次亜塩貯留槽(3m3)2槽、無試薬形残留塩素計2基。
 場内配管は、φ250〜600oのダクタイル鋳鉄管、延長445mで、配水池等の更新に伴い切り回しなどを行う。そのほか、移設が必要となる埋設物等は、緊急遮断弁設備φ400o、電線管路、サンプリング管など。
 既存3号配水池の跡地については、将来的な施設更新のため、空地とする。k_times_comをフォローしましょう
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