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建通新聞社(神奈川)
2022/06/14

【神奈川】鎌倉市 新庁舎は約2万4300平方b

 鎌倉市は、「新庁舎等整備基本計画(素案)」をまとめた。新庁舎の施設規模は約2万4300平方bで、整備費は約170億円を見込んでいる。
 基本設計とDX支援業務受注者選定支援など業務委託は公募型プロポーザル方式で選定する。参加申込書の提出は7月1日まで。業務は、基本設計と(仮称)DX支援業務受注者の選定支援、基本設計と(仮称)DX支援業務段階支援、基本設計後におけるDBO(DBM)またはPFI―BTO事業者の選定支援。期限は2025年12月26日まで。事業費限度額は9240万円(税込み)。7月22日にプレゼンテーションを行い、8月中旬に優先交渉権者の選定・結果を通知する。
 24〜25年度には、PFI方式またはDBO方式に関する事業者の募集と選定を行い、25〜28年度にかけて実施設計、工事、引っ越しを行う他、24年度からは並行して行政サービスと働き方に関するDXを推進する。新庁舎の供用開始は28年度を目指す。
 基本計画(素案)では、基本理念を「市民のニーズや社会情勢の変化に応えるコンパクトな本庁舎」と定めた。施設規模は、デジタル化の推進などによって基本構想時の2万5000平方bから約2万平方bにコンパクト化し、消防機能約3000平方b、深沢図書館・深沢学習センター約1300平方bとし、合計で約2万4300平方bとした。
 新庁舎が整備される行政施設用地は、深沢地域整備事業用地内の北東に位置。北側東側南側が道路に面しており、湘南モノレール湘南深沢駅からの距離も近くアクセス性の良い敷地となっている。
 施設整備費は、建設工事費(建築、給排水衛生設備、空気調和設備、電気設備、昇降機設備)が142・4億円、外構工事費(舗装、排水、囲障、植栽、屋外建屋、屋外設備)が6・9億円、調査・設計費(基本設計、実施設計、基本設計意図伝達、設計監理)が7・5億円、備品更新費が12・5億円、移転費が7000万円で、合計約170億円(税込み)を見込んでいる。
 事業手法は基本設計先行分離発注を前提とし、DBO方式もしくはPFI―BTO方式(起債型)の官民連携手法が有力となっている。
 市では、7月10日までパブリックコメントを実施する他、市民を対象とした説明会も開催する。 提供:建通新聞社