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建設新聞社
2022/06/16

【東北・岩手】プレステージ・インターナショナルが岩手BPOセンター基本設計を公表

 プレステージ・インターナショナル (東京都千代田区麹町2の4の1 玉上進一代表取締役)は、岩手県一関市真柴矢ノ目沢地内に岩手BPOセンター(仮称)の建設を計画し、基本設計の内容を公表した。設計・施工はフジタが担当する。
 同社は、自動車メーカーや損害保険会社などを対象としたロードアシストや、サプライチェーンマネジメント、IT、モバイルソリューション、カスタマーサポートなどの事業を幅広く手掛けており、本社のほか、秋田県、山形県、富山県、新潟県に拠点を構えている。
 東北新幹線や東北自動車道からのアクセスが良好で東北地方の中心拠点としての機能が期待できることなどを踏まえ、同市真柴矢ノ目沢地内の敷地5万1380平方bに岩手BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)センター(仮称)の建設計画を2020年に発表した。同社の太平洋側への国内拠点開設は初となる。開設を前に、一関市川崎町薄衣久伝18の3地内に仮センターとなる岩手BPO一関ブランチの稼働を2021年4月から開始しており、現在42人が就業している。
 今回公表した基本設計によると、施設は本センターがS造平屋建て、社員寮と保育園がW造2階建て、施設規模は全体で延べ5500平方b程度。
 本センターは多面体である石のような個性的な形状となっており、四方八方から光が取り込めるよう窓を配置することで、自然の移り変わりを感じることができる施設となる。同社グループにとってのカーボンニュートラルのモデル施設およびIT拠点として位置付ける。
 内部は、執務室、研修室、カフェテリア、企業内保育園、トレーニングスタジオなど。このほか、UPS(無停電電源装置)や自家発電機を設置する予定。約500人の雇用を想定している。
 24年4月の操業を予定。総投資額は20億円程度。

 提供:建設新聞社