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滋賀産業新聞
2022/06/17

【滋賀】県文化財保護課 新琵琶湖文化館の整備事業

 県文化スポーツ部文化財保護課は、「新・琵琶湖文化館」の整備事業について、近く実施方針・要求水準書(案)を公表する。今後は、8月の特定事業の選定・公表に向けて、事業者からの意見・提案を受付け、説明会を開催する考え。
 入札公告については、11月頃を予定し、BTO方式で決定。事業者は設計・建設・維持管理及び運営を行う。スケジュールとしては、23年7月に落札者の決定・公表、設計を24年度から取り掛かり、27年春頃の竣工、27年12月頃の開館を目指す。
 新・琵琶湖文化館の施設概要は、延6700平方bで、施設の機能配置・諸室は、展示スペースが1000平方b、収蔵が2150平方b、調査研究380平方b、情報発信・交流525平方b、共用・管理・機械に2625平方bを予定しており、合計約6700平方bの建物規模を計画。展示諸室の構成は、導入展示室50平方b、展示室@が500平方b、展示室A300平方bを想定し、展示スペースには有料ゾーン、無料ゾーンに分け、インフォメーション・ラーニングゾーンをイメージしている。そのほかにカフェやミュージアムショップ等の配置も考えられており、滋賀の入口とする文化財観光を目的に進めていく。
 建設地については、大津市浜大津5丁目の大津港湾業務用地(県有地)および隣接する大津市有地に決定しており、敷地面積約3000平方b。用途地域等は、商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)、第7種高度地区(高さ45b)3階建て以上の建築が可能、琵琶湖浸水想定区域(0・5b〜1b)収蔵・展示を上層階。
 また、立地特性として、滋賀県を代表とする風景である琵琶湖や比叡山を望むロケーション、京阪神等の大都市圏からの好アクセス、社寺等との高い回遊性など文化財観光の拠点性、県内各地への好アクセス、大津港を活かした県内観光の拠点性―となっている。
 なお、(仮称)新・琵琶湖文化館整備事業PFIアドバイザリー業務は、みずほリサーチ&テクノロジーズ(東京都千代田)が担当。

提供:滋賀産業新聞