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建設新聞社
2022/06/27

【東北・秋田】山下設計JVを特定/横手市市民会館移転新築設計プロポ

 秋田県横手市は、移転新築する横手市民会館の基本・実施設計を委託するため公募型プロポーザルを実施し、山下設計・遠藤建築設計事務所・松橋設計JVを特定した。参加したのは2JVだった。
 現在の市民会館はRC造3階建て、延べ3481平方bで、築後50年以上を経過し老朽化が進行しているほか、アクセスが悪く駐車場も少ないことから、移転新築を立案した。
 新施設は、条里跡広場(横手市条里1の18地内)や横手体育館(同市条里2の2の40地内)、横手就業改善センター(同市条里2の2の50地内)がある2万7241平方bの敷地に建設する。広場と駐車場に新施設を建設した後、体育館などを解体して駐車場を整備する。
 床面積は6000平方bとし、大ホールは観客席1250〜1300席程度の劇場型(プロセニアム形式)。多目的室(リハーサル室)はリハーサルのほか文化団体・市民などの活動、各種作品の制作、ワークショップ、小規模な発表会など多目的に使用するとし、200〜300人程度を収容する。エントランスホールやホワイエ、会議室なども備えるほか、防災備蓄倉庫の必要性も検討する。
 総事業費は49億6200万円と想定しており、工事費は45億3800万円、委託費は3億0800万円。このほか、既存体育館などの解体や造成などに約7億2000万円を試算している。
 設計の履行期限は2023年8月10日まで。基本設計の進捗を待ち、本年度に舞台・音響設計も委託する予定。23年度上期に造成工事を行い、同年度下期の着工、25年度の完成、26年度の供用を目指す。
 なお、予定地に建つ横手体育館は移転新築する計画で、基本・実施設計委託のため公募型プロポーザルを実施中で今月23日にヒアリングを行った。市民会館と同じく23年度下期の着工、25年度の完成を予定している。

 提供:建設新聞社