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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/06/28

【群馬】伊勢崎土木が広瀬大橋P2補強

県伊勢崎土木事務所は広瀬大橋の大規模修繕事業について、2022年度は河川部にあるP2を施工する。主要地方道伊勢崎本庄線に架かる同橋は、伊勢崎市上泉町で広瀬川を跨ぐ。P2の補強工事は条件付き一般競争入札で、8〜9月の公告を予定。P1の施工状況などを考慮しつつ、公告時期や河川の切り回し方法などを詰める。橋脚は、増厚や底版拡幅で補強する。23年度に堤防部のP3を補強し、同事業は完了となる。
主要地方道伊勢崎本庄線の広瀬大橋は伊勢崎市役所の西部、同市上泉町で広瀬川を跨ぐ。橋長239・7m、幅員16・7mの長大橋で、上部工は3径間連続鋼I桁と5径間単純鋼I桁で構成されている。
17年度に大規模修繕事業をスタートし、上部工や橋台、陸部の橋脚などの補修・補強に取り組んできた。上部工の施工はこれまでに発注した工事で全て完了している。集中的な予算投入を図るため、18年度に社会資本整備総合交付金事業から道路改築事業(大規模修繕)に変更している。
21年度は河川部にあるP1の施工に着手。22年度にP2、23年度にP3の補強工事を実施して同事業全体が完了する予定。設計は大日本コンサルタント(東京都千代田区)が手掛けた。
21年度は河川の切り回しを伴わないP1を施工した。橋脚増厚工や底版拡幅工、梁増厚工などを行い、橋脚の強度を高めた。簡易型総合評価落札方式の条件付き一般競争入札で公告。条件は伊勢崎・前橋土木管内に本店で、土木1010点以上とした。予定価格は9148万円。田中建設(伊勢崎市)が受注している。発注は県道路整備課が担った。
22年度に発注する工事については、工事の数量などに関する最終調整を進めているところ。P1の施工状況を考慮しつつ、河川の切り回し方法などの調整を進める。8〜9月までに詳細を固め、速やかに発注する方針。橋脚自体の補強方針はP1とP2で変わらず、橋脚増厚工や底版拡幅などを実施する考え。
P2は河川切り回しなどの工程が加わるため、予定価格が1億円を超えることが見込まれる。県道路整備課が発注を担当するもよう。入札の条件などは調整中としているが、P1発注時と似たかたちになりそう。