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滋賀産業新聞
2022/06/30

【滋賀】彦根市 駅舎関連施設等の適正管理計画

 彦根市は、市が所有する駅舎および自由通路等に係る長寿命化・効率的かつ効果的な運営を具体的に示す「彦根市駅舎関連施設等適正管理計画」の策定について、6月13日に公告したプロポーザルで7月下旬にも担当コンサルを決定。コンサルが順調に決まれば23年3月までの期間で計画を策定し、23〜45年度の23年間の期間となる管理計画にのっとり、施設の維持・長寿命化に向け優先度の高い施設に早ければ23年度から着手する可能性も。
 去る6月13日に候補者選定公募型プロポーザルを公告した「彦根市駅舎関連施設等適正管理計画策定業務」では、彦根市公共施設等総合管理計画において示されている@安全・安心な施設の維持管理A長寿命化の推進B管理運営の最適化―の基本目標を達成するため、駅舎関連施設等のマネジメントに係る具体的な方向性を示す。委託期間は23年3月10日まで。
 対象施設は稲枝駅、彦根駅、南彦根駅、河瀬駅など市内の西日本旅客鉄道梶E近江鉄道鰍フ駅の、自由通路等改札外の市の保有となっている施設。老朽化による構造体の寿命や設備の不具合を是正していくため、全体を把握し、総合的・長期的かつ多角的な観点で維持管理の適正化を図り、安全・安心で継続的に駅舎関連施設等を利用できるよう、更新・長寿命化改修など中長期的な維持管理を計画的に行うことで財政負担の軽減・平準化を図る。
 業務では、管理者の鉄道2社やエスカレーター・エレベーターの保守点検事業者(フジテック梶jからのヒアリングによる施設管理上の課題把握や今後求められる機能・環境の整理、計画策定・検討委員会の設置運営支援、施設劣化調査と評価および分析、長期的な維持管理方針の決定と方針に基づく維持管理項目項目の検討や改修サイクル・建て替え時期の設定、費用算出等を行う。計画期間は23〜45年度までの23年間で、23〜27年度を短期、28〜32年度を中期、33〜45年度を長期として各施設ごとの年次改修計画をまとめる。

 計画の対象となる施設はの概要は次の通り

▽稲枝駅自由通路(稲枝町326―1)=S造2階建、延693・28平方b(高圧電気設備、エスカレーター2基、エレベーター2基)
▽彦根駅西口エレベーターホール(古沢町40―1)=S造3階建、延99・36平方b(エスカレーター2基、エレベーター1基)
▽南彦根駅エレベーター棟(小泉町275―13)=S造2階建、延76・36平方b(エレベーター2基)
▽河瀬駅自由通路(南川瀬町1521―1)=S造2階建、延1258・01平方b(高圧電気設備、エスカレーター2基、エレベーター2基)
▽彦根駅自由通路(古沢町40―1)=S造3階建、延1207・98平方b(エスカレーター2基、エレベーター2基)

提供:滋賀産業新聞