トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(岡山)
2022/07/04

【岡山】高梁市 有漢義務教育学校新設 GEN設計

  高梁市は小中一貫の有漢義務教育学校の新設を計画している。6月23日の実施設計入札を落札したGEN設計高梁事務所(高梁市)で、2022年度末までに設計をまとめる。工事は、建築、電気、機械設備などの工種分離を想定し23年度に工事発注し、24年度内の完成を目指す。
 有漢義務教育学校は、既存の有漢中学校(高梁市有漢町有漢3406)の敷地5863平方b内西角に、新たな小学校校舎棟を増築し、中学校校舎を改築するなどして、16年度に制度化された小中一貫校の新しい学校種として設立する。中高一貫校には、併設型小中学校、連携型小中学校もあるが、同市では地域社会の実情に対応した義務教育学校設立に初めて取り組む。
 小学校校舎棟の規模は2階建て延べ1112平方bの他、既存中学校校舎に増築する平屋の職員室や、小・中校舎の2階部分で連結する渡り廊下を設置する。校舎と職員室の構造は、鉄筋コンクリートもしくは鉄骨を想定し、設計作業の中で詳細を詰める。
 既存中学校校舎などの改築面積は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1840平方b。
 建設事業費は明らかでないが数億円を見込む。
 義務教育学校は、県内では初めて岡山市立山南学園(岡山市東区北幸田509ノ1)が22年4月に開校したばかり。9年間の学校教育目標を設定し、小・中学年がより一体感のある教育を受けられる。県内では有漢を含め数校の創設計画があり、県教育委員会では「比較的人口減少が著しい地区での導入傾向があり、一定量増加する可能性がある」と見ている。

提供:建通新聞社