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建通新聞社
2022/07/07

【大阪】此花区 水辺遊歩空間整備事業者10月公募

 大阪市此花区は、此花西部臨港緑地エリアの水辺にぎわいづくりで、事業者公募の第1弾となる「(仮称)水辺遊歩空間整備事業」のプロポーザルを10月に公告する予定だ。12月に審査を行い、2023年3月に事業者を選定、同年春ごろに選定事業者との同エリアの使用契約と整備工事の着工を目指す。発注は大阪府都市整備推進センターが担当。
 水辺のにぎわいづくりでは、「水辺遊歩空間の創出」と「舟運などのネットワーク形成」の2本柱で同エリアの水辺にぎわいづくりを実現するため、2段階で事業者を募集する。事業の基本計画案によると、堤防天端上の店舗(カフェ、物販店舗など)、バーベキュー場、マリンスポーツ利用スペース、緑地と桜島北公園を結ぶ歩行者専用デッキ、船上食事施設、水辺沿いの遊歩道を散策するボードデッキ、商業施設などの整備を検討する。
 また、公募の第2弾となる舟運ネットワークの拠点整備では、船着き場や船舶係留施設の他、「空飛ぶクルマ」の水上発着拠点の整備を検討。事業者の公募時期は未定で、万博やIRを見据えて公募時期を決める。
 対象エリアは桜島1丁目の安治川右岸に位置しており、桜島2丁目交差点付近から桜島駅南側を通り、安治川沿いにユニバーサルシティポート船乗り場付近までをつなぐ範囲約4f。
 1月の河川水辺のにぎわいづくり審議会では、6月に第1弾の公募を予定していたが、関係者との協議が長引いたため、公募時期が延びたという。1月の審議会では、公募の前にサウンディング調査を実施し、22年度に設計、23〜24年度に整備工事、25年大阪・関西万博開催までに施設をオープンすることを目指していた。