トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2022/07/08

【徳島】石井町など3町が広域火葬場 基本計画策定業務を公告

 石井町、神山町、板野町の3町は、共同で新たな広域火葬場を建設するため、整備に向けた基本計画を策定する。これに伴い策定業務の一般競争入札を公告、委託先選定の手続きを開始した。入札事務処理は石井町が担当し、参加申請書を15日まで総務課で受け付ける。7月29日午後2時に入札する。
 主な入札参加資格は、石井町の競争入札参加資格者で、火葬場の基本計画や基本構想策定業務の実績の他、火葬場または徳島県内の公共施設整備でPPP/PFI事業の導入調査やアドバイザリー業務の実績などを求めている。
 今回の業務では、新火葬場整備の基本方針の策定をはじめ、建設候補地選定の考え方や事業手法の検討、火葬需要予測と火葬炉基数、求める機能・性能、今後のスケジュールなどを検討する。業務全体の履行期間は23年3月3日まで。このうち「候補地選定の考え方の検討」については、関係法規、敷地条件、周辺環境などの制約条件を整理するとともに、選定のための基本条件や評価項目を検討し、配点も含めた採点表(評価シート)を作成した上で、各町の9月定例議会に提案するため、履行期間を9月2日に設定している。設計金額は796万円(税抜き)。
 計画を主導する石井町によると、藍畑にあった町営の藍畑火葬場が1996年5月に焼失して以降、火葬は徳島市の民間事業者が運営する徳島西葬祭場(不動西町)を中心に、また、火葬場のない神山町と板野町も同様に、同葬祭場や徳島市立葬祭場(川内町)を利用している状態が続いているという。
 石井町は「建設候補地や建設時期など具体的な事項はまだ白紙の状態」としながら、「新しい火葬場は過去のイメージを一新した近代的設備を備え、地域にも環境にも優しく、負担感の小さい施設であるべきと考えている。策定する基本計画を踏まえ、意見・提言をいただきながら、多くの可能性から検討していきたい」と話している。
提供:建通新聞社