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建設経済新聞社
2022/07/11

【京都】中京の旧京都地方合同庁舎を解体 跡地に京都中京労働庁舎建設へ

 京都市内に点在する労働局とハローワークの各機能を移転・集約した京都中京労働庁舎(仮称)が京都市中京区の旧京都地方合同庁舎を解体した跡地に建設されることが分かった。
 現施設が抱える建物狭隘、位置・環境不適合、民間ビル等の借り受けの解消を図り、迅速かつ効率のよい行政サービスの提供を実現するため、京都労働局の出先庁舎として整備を行う。
 市営地下鉄烏丸御池駅の西側に位置する建設予定地の旧京都地方合同庁舎(中京区御池通西洞院西入石橋町438−5他の敷地面積約1209u/用途地域は商業地域、高度地区は31m第一種高度地区)の周辺には、京都労働局(中京区両替町通御池上ル金吹町451)、京都労働局助成金センター(中京区烏丸御池下ル虎屋町566−1井門明治安田生命ビル2階)、ハローワーク西陣烏丸御池庁舎(中京区烏丸御池上ル北西角・明治安田生命京都ビル1階)がある。
 新築する京都中京労働庁舎には、ハローワーク西陣(上京区大宮通中立売下ル和水町439−1)の機能を中心に、ハローワーク西陣烏丸御池庁舎、京都労働局助成金センター、京都労働局電子申請事務センターなどの機能も移転し集約する。
 近畿地方整備局は、京都中京労働庁舎の新築設計に着手する。WTO対象となる同庁舎の新築設計業務は6月28日に公募型プロポーザル方式で公告、現在手続きを進めており、9月にヒアリングし、10月頃にも特定する見通し。履行期間は令和5年12月15日まで。なお今回の業務の契約相手方と、京都中京労働庁舎(仮称)新築設計その2業務(設計意図伝達業務)を随意契約する予定。
 京都中京労働庁舎はRC造7階建、延4565uを想定。このほか、自動車車庫としてW造平屋建、90u、自転車置場W造平屋建、75uを計画する。
 解体する旧京都地方合同庁舎はRC造地下1階地上5階建、延2988u。
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 京都中京労働庁舎を巡っては、国土交通省が各省庁と財務省に送付した「令和4年度各省各庁営繕計画書に関する意見書」(個別意見)において、京都中京労働庁舎(西陣公共職業安定所)(京都労働局)(京都市中京区)として、庁舎(RC−7、4567u)は緊急度特Aで計画額0(設計)(令和7〜9年度、全体計画額19億2391万3000円)、計画理由は「老朽」「狭あい」「借用返還」「分散」「立地条件の不良」とする内容が令和3年度に明らかになった。