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北陸工業新聞社
2022/07/14

【富山】整備局増、3カ月ぶりにアップ/6月の前払金保証取扱高/東日本保証富山/累計は市町村以外ダウン

 東日本建設業保証富山支店は、6月の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 請負金額は159億円で、前年度同月比35・3%の増。国(北陸地方整備局)で大きく伸びたことから、3カ月ぶりのアップを示した。
 発注者別の請負金額を見ると、国は同111・2%の大幅増。このうち、北陸地方整備局では「利賀トンネル(河床進入)工事」の継続保証などがあり、33億円の増加となった。中部森林管理局は4億円の減少。
 独立行政法人等は、同56・6%の増。ネクスコ中日本では、5億円のアップを示した。
 県は、同15・3%の増。農林水産部で4億円の増加となった。
 市町村は、同37・8%の大幅増。氷見市は、「公立認定こども園整備工事」の大型保証があったことで7億円の増。朝日町では、「(仮称)朝日町美術館改修工事」の保証があり、3億円のアップを示した。
 その他は、同84・6%のダウン。富山県立大学では、前年同期に「富山県立大学DX教育研究センター(仮称)建築工事」などの保証があった反動から、6億円の減少となった。
 一方、4月から6月までの累計請負金額は、同17・8%減の445億1700万円。過去5カ年の推移は件数が最下位、請負金額は下から2番目の状況。請負金額では、市町村で微増となったほかは、国や県などいずれの発注機関も前年同期を下回った。
 主な内訳を見ると、増加は高岡市17億円、ネクスコ東日本と富山地方鉄道が各9億円、砺波市と氷見市が各6億円など。減少はネクスコ中日本75億円、滑川中新川地区広域情報事務組合17億円、射水市11億円、北陸地方整備局と黒部市が各9億円など。
 市町村別の前払金保証取扱高累計は、富山市が31億円余でトップ。高岡市23億円余、氷見市約13億円、射水市と砺波市が各約12億円の順。
 工事場所別の前払金保証取扱高累計では、朝日町や高岡市で増加。富山市と滑川市、小矢部市、射水市、砺波市などで減少している。

hokuriku