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建通新聞社四国
2022/07/15

【愛媛】本紙まとめ 愛媛県内工事落札額ランキング

 建通新聞社は、2021年度に愛媛県内の案件として入札した公共工事とデザインビルドなどを含む事業の落札結果を集計した。金額トップになったのは日鉄エンジニアリンググループ(日鉄エンジニアリングと四国電力)の114億3760万円、2位が神鋼環境・安藤工業JVの56億円、3位が青木あすなろ建設の37億0400万円、4位が錢高組の28億8800万円、5位が鹿島・富士ピー・エス(その2)JVの27億8000万円となった=表参照。
 1位の日鉄エンジニアリンググループは、松山市が発注した西部浄化センター下水汚泥固形燃料化事業を落札した。21年度で最も事業費の大きな案件を落札しトップとなった。同様に大型の案件を落札した企業やJVが上位にランクインしている。
 2位の神鋼環境・安藤工業JVが落札したのは西条市発注の西衛道施工第1号西条市道前クリーンセンター基幹的設備改良工事の1件、4位の錢高組も西日本高速道路会社四国支社発注の高知自動車道辺地床第一高架橋他7橋耐震補強工事の1件だった。
 複数の工事を受注した県内企業も上位に食い込んでいる。6位には堀田建設がランクイン。八幡浜市発注の八幡浜港フェリー岸壁築造工事(その8)の8億0700万円を筆頭に、県や市町発注の土木・建築で48件の工事を落札した。中央建設は土木や上水道工事などで21件の工事を落札し9位となった。10位には西田興産がランクインした。
 11位には一宮工務店・愛媛建設JVが鬼北町の鬼北町立広見中学校改築工事(建築工事)の15億6700万円の落札額でランクインした。このJV代表構成員の一宮工務店については単体企業では全体の40位だが、西予市発注の野村支所改築工事(建築工事)を落札した一宮工務店・大塚組JVの落札など出資比率ベースでの落札額も考慮に入れると、県内1位の堀田建設に次ぐ落札総額となる。
 県内大手については、12位以下にも県外との組み合わせも含めたJVがいくつかあり、企業単独としての落札総額は少ないものの、実際の受注量・落札総額はこれより多くなるものもある。
 ランキングは21年度に建通新聞に掲載した国、県、市町、高速道路会社、大学などが発注した工事で、施工場所が愛媛県内(または施工場所に愛媛県が含まれる)の案件を抽出した。
提供:建通新聞社