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北陸工業新聞社
2022/07/21

【富山】利賀ダムなど整備促進を/新田知事と内藤整備局長が懇談

 新田八朗富山県知事と内藤正彦北陸地方整備局長との懇談会が20日、県庁で行われ、利賀ダム建設や東海北陸自動車道4車線化など県内事業の整備促進について意見を交わした。
 冒頭、内藤局長が「整備局予算は補正などを合わせて4833億円が計上され、富山県の補助金・交付金事業には627億円が確保でき、早期執行に取り組んでいく。地域の守り手である建設業を維持していくことが必要で、担い手確保や働き方改革を進めることも重要なテーマ。週休2日の完全実施に向けてともに取り組んでいくほか、ICT施工を市町村へ波及することで業界全体の効率化が図られる」とあいさつ。新田知事は東海北陸道4車線化の県内事業化、利賀ダムの転流工トンネル着工式に触れ、「ウェルビーイング向上のため、社会資本の整備は県民の幸せの基盤であり、安全・安心の暮らしを支える重要な役割を担っている」と述べた。
 懇談では、整備局側が県内の直轄主要事業や予算を説明し、「利賀ダムは2031年度の完成に向け推進する。国道8号の六家立体は今年度に工事に着手し、中島本郷立体や倶利伽羅防災も着実に進める」との見通しを示した。県側は、新田知事が地方創生を支える社会資本整備のさらなる推進を求めたほか、重点事項として▽県内の道路整備の促進▽伏木富山港の機能強化▽「立山・黒部」の世界文化遺産登録−などを要望した。

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