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　日野町教育委員会生涯学習課歴史文化財担当はこのほど、文化財保存活用地域計画作成支援業務の委託に係る公募型プロポーザルで、�潟pスコ滋賀支店（大津市）を候補者に選定した。近く正式契約を結ぶ。委託期間は25年（令和7年）3月31日まで。
　同業務は、日野町全域に所在するさまざまな文化財を、指定の有無や類型の違いにかかわらず、周辺環境を含め適切に把握し、長期的な視野で計画的に保存・活用していくため、24年度（令和6年度）から10年間の「日野町文化財保存活用地域計画」を作成することを目的に、その支援を行うもの。
　同計画については22年度（令和4年度）から23年度（令和5年度）までの2ヵ年で作成し、3年目に文化財保護法第183条の3に基づく認定申請を行うことを予定。従って、作成については、「文化財保護法に基づく文化財保存活用大綱・文化財保存活用地域計画・保存活用計画の作成等に関する指針」（文化庁）及び「滋賀県文化財保存活用大綱」に基づくとともに、「歴史文化基本構想作成技術指針」及び「歴史文化基本構想作成ハンドブック」（ともに文化庁文化財部刊行）、「滋賀県文化財保存活用大綱」の内容を十分理解し、その内容に準拠したものとする、としている。
　各年度の業務内容は、1年目（令和4年度業務）として�@事前把握調査�A文化財データの整理、文化財リストの作成・マップ化�B日野町の歴史文化に関するアンケート調査の実施�C文化財の保存・活用に係る課題の検討�D歴史文化の特徴と関連文化財群骨子案等の検討�E文化財保存活用地域計画説明会・講演会の開催�F文化財の保存・活用に関する方針骨子案の検討�G協議会の運営支援―など。
　2年目（令和5年度業務）として�@文化財の保存・活用に関する方針の検討�A関連文化財群の検討・整理�B文化財の保存・活用に関する措置の検討�C文化財の防災・防犯に関する課題・方針・措置の検討�D日野町文化財保存活用地域計画の作成�E日野町文化財保存活用地域計画資料編（案）の作成�F文化財保存活用地域計画ワークショップの開催�G協議会の運営支援�H町民意見聴取（パブリックコメント）の実施支援―など。
　そして、最終の令和6年度業務として、�@日野町文化財保存活用地域計画・資料編・概要版の作成�A文化財保存活用地域計画シンポジウムの開催―を行なう予定となっている。

提供：滋賀産業新聞